占いコラム|【前半】知っている? あなたの生まれ星座の神話。~牡羊座・牡牛座・双子座・蟹座・獅子座・乙女座~

空を彩る星たちを繋いで、星座というものを考え出され、全天では88の星座があるとされています。

全部の星座に神話があるのかは謎の部分もありますが、日本で見られる星座には、いくつかの神話があります。

また、よく知られている12星座にも神話があります。

ギリシャ神話の中に出てくる、星座の神話。天体の神話も、ここから分かる。


星座の性質が、ざっくりつかめる話もあるので占星術の理解にも役立つでしょう。


あなたの星座の神話に、納得した? 他の星座になりたくなった?


気になる神話を見てみましょう。

 

 

 

自分の生まれ星座の神話に、興味ある?

神話って何?


世界中には、昔話というか、人間と同じような「神さまの話」が、あちこちに残っていて日本にも独自の「日本神話」というものが残されています。


西洋占星術は古代バビロニアで誕生したとも言われていて、そののちギリシャに受け継がれ
星座や天体に結び付く神話も残されました。


今回は、その中でも生まれた星座に結び付く、12星座の神話について見ていこうと思います。


占星術を勉強すると出会う、12星座の神話知っている人も知らない人も、また、何種類か神話がある星座もあるので、この話知っている、この話は初めて知ったという内容もあるかも知れません。


自分の星座の神話を知ることで、自分の持っている性質が理解出来るでしょう。


神話を堪能しましょう。


それでは順番に、牡羊座から神話を見てみましょう。

 

牡羊座


昔、人間の住む王国で王様と王妃、王子と王女が暮らしていました。


王様が違う女性を好きになってしまい、王妃と別れ新しい王妃を迎えます。


王子と王女を最初はかわいがっていましたが、自分と王の間に子供が出来ると、その王子と王女が邪魔になり、殺してしまおうと考えます。


色々画策した王妃の言葉に、王様も信ぴょう性を持ち、子供たちを生贄にすることに賛成してしまいました。


実の母である前の王妃は悲しみに暮れ天に祈り続けると、ゼウスが聞き届け、子供たちが生贄になる瞬間に、金色の牡羊を遣わして、素早く子供たちを助けました。


この助けた羊を天の星座に上げてゼウスは牡羊座にしました。


という内容なのですが、人間は、古代から欲望の為に、画策する、生き物なのでしょうか?


そして無力なものは祈り続けるという図式も、現在の人の生活と変わらない気がします。

 

牡牛座


人間の世界に大変美しい姫がいました。


空の上から地上を眺めていた、全知全能の神ゼウスが、その姫を見つけ、想い続けた先に白く輝く牛をゼウスの化身として送り、姫の前に現れ真っ白な美しさと優しい目に惹かれた姫が背中に乗ると、その瞬間に牛は猛スピードで走りだしさらって行きました。


そして、ある谷に着いた後、「あなたは、誰ですか?」との姫の問いかけに応え、ゼウスが本当の姿を現し姫にプロポーズします。


その姫の名は「エウロペ」という名前で、プロポーズの時に「土地にあなたの名前を付けよう」と話し、ヨーロッパ(Europe)になるという話。


ゼウスの化身である白い牛が、空に上げられて「牡牛座」になりました。


牡羊座の後に牡牛座の話を聞くと、「ゼウスって……」という気持ちになりましたが、慎重に見極め、本当に欲しいものなのかと考え続け、必要と思えば手に入れようとする牡牛座のイメージだと思います。

 

双子座


スパルタ王の王妃レダに恋をしたゼウスが、白鳥に姿を変えてレダに会いに行き、誕生したのが双子の兄弟「カストル」と「ポルックス」。

 

カストルは人間だったが、ポルックスはゼウスの血を引き、不死身だったと言われています。


成長し、剣の名人と馬術の名人とになった2人でしたが、ある戦いの中で流れ矢に当たり、
カストルは命を落としてしまいます。


常に一緒に育ってきた、ポルックスがカストルの死を嘆き悲しみ、ゼウスに、兄の元へ行きたいと頼みます。


わが子の頼みに心を打たれたゼウスは、1年の半分を天界で、残りの半分を黄泉の世界で暮らすようになり、双子座として空に上げられました。


双子座は、冬の空に天上に現れる星座です。


自由を好むイメージでありながら、自分と深くかかわる人を求める、不思議さが神話から現れています。

 

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蟹座

 

ヒドラという怪物と仲の良かった蟹の話で、ヘラクレスが罪滅ぼしをするためにヒドラ退治に来た時のこと、最初の戦いではヒドラは不死身だったので、剣で首を切り落とされても首は再生し、ヘラクレスは退治出来ずに引き返していった。


しばらくして、また現れたヘラクレスの戦い方でヒドラは、だんだんと劣勢になって行く。


それを見て、ヒドラを助けたくなった蟹は、無謀だと知りつつ、ヘラクレスの足にハサミで切りつけに行った。


しかし、強すぎるヘラクレスはひと踏みで潰してしまった。


その後、ヒドラも退治されてしまいヘラクレスを憎んでいた、ゼウスの正妻ヘラの手によって、ヒドラとともに空に上げられ蟹座になりました。


自分が気に入った相手の為なら、無謀と思えることも出来てしまう蟹座さんの性質が、よく表れている神話です。

 

獅子座


獅子座の話も、ヘラクレスの罪滅ぼしの為の怪物退治の話からきています。


ギリシャの森の中に、とても強い怪物で人を襲って恐れられていた獅子がいました。


この獅子を退治するために、ヘラクレスがやってきました。


しかし、弓で射っても、こん棒で殴っても、退治する事が出来ません。


こん棒で殴られ怒り狂って、ヘラクレスに襲い掛かってきた獅子を最後は腕で首を絞めつけ
3日3晩絞め続けてようやく退治しました。


この獅子の強さを称えたゼウスが、空に上げ獅子座にしました。


神話の中の獅子も存在だけで震え上がらせる、強い動物です。


その存在感だけで周りが緊張してしまうように、存在感を発揮するイメージが獅子座のイメージと重なります。

 

乙女座

 

乙女座の神話は複数あり、この話が乙女座に結び付いたという神話が2つ存在します。


ひとつは、天秤座で紹介する神話の主人公の話。


そしてもう一つが、農業神デメテルとペルセフォネの話。


筆者が子供の頃に読んだ星座の話では、こちらの事を扱っていたので、こちらの話をメインに書くと


農作物の女神デメテルの娘、ペルセフォネが花摘みをしていると、馬車に乗った男にさらわれ行方が分からなくなってしまいました。


これにショックを受けた母デメテルが、神殿に引きこもってしまった為、農作物が枯れ始めるという事態が発生して、ペルセフォネをさらった冥界の王ハデスを説得し地上に戻させたが、冥界の食べ物を食べてしまった為、完全に地上に戻る事が出来ず、4ケ月だけ冥界で暮らす事になってしまいました。


という神話のデメテルが乙女座のイメージと言われるものと


ペルセフォネの方が子供なので乙女座だと言われているものが存在します。


占星術の中で乙女座は、「ダブルボディーズ」という仲間に数えられています。


そう考えると乙女座は、ペルセフォネなのかな……。


と考えてしまいます。


母と居るときのペルセフォネ、冥界の女王ペルセフォネ、この二面性がダブルボディーズと見えるのです。

 

 


前半6星座の神話を書いていきましたが、どの神話も、その星座のイメージがどことなく表れている神話になっています。


後半6星座の神話は、また次回に続きます。

 

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透山 棗

author:透山 棗

透山 棗(とおやま なつめ) タロット、占星術師。 タロット、占星術に心理学もプラスして現状から進めない原因を探し現状打破...
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