占いコラム｜前世占いから何が明らかになるか？　肉体の前世と魂の前世の秘密

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もともと占いの世界では、今、自分に、何とも言いようがないほどの縁がある人というのは、６代前までさかのぼれば、ご先祖様のどなたかに縁があって、楽しい時、あるいは、苦しい時を共に過ごした仲だと言われております。

ご両親のご出身や、祖父母がたどった場所をたどれば、かつてご先祖様が、相手の人のご先祖様と、ごくごく近い地域にいた！なんてことは、占いの世界では、良くある話ですの。

東京のように、全国から人が集まっているようなところに住んでいると、なかなか確認が容易ではございませんが、ひとつの地方でご親戚が集中しておられるような場合、５代や６代前までさかのぼることもお出来になるでしょう。

知りたいのは、過去に何があったか。肉体でさぐると、途方もないことですが、魂の前世を考えれば、今の自分のあるべき姿に納得致します。

魂は、何回も生まれ変わりますから、いろんなシチュエーションの自分が存在しましたのよ。

だからと言って、肉体と、まったく関係がないわけではなく、ご両親がそんなに大きな方じゃないのに、体格がおよろしくお生まれになったら、前世は、ガタイの大きな男性だったでしょう。

逆に、小さくて童顔だったら、魂が、子どもの時代にこの世のすべてをやり尽くした証拠かも知れません。

私の存じ上げているおばあさんは、男物の反物でも着物が作れるほど、横幅がおありになって、日々のお金にとっても困っておられました。

その方の前世は、江戸時代の男の金貸しでした。

そうと分かって、改めて、その方を眺めてみると、時代劇に出て来るような、火鉢の向こうのおじさんの姿が目に浮かびます。

今、お金に困っているのは、その時代に、町人をお金で苦しめたからに違いありませんね。

少し、私のこともお話いたしますわね。私には、学生時代からの親友がおりますが、その親友とは、前世でも行き会っているのです。

なぜそれが分かったかと申しますと、私はスペイン系で、ヨーロッパの汽車に乗っていると、友人がここで降りると言ってニッコリ笑った夢を見たのですが、そこはユダヤ人のゲットーという集落だったのです。

で、目が覚めて、すぐ、その友人に、あなたは前世、ユダヤ人だったの？と聞くと、ああ、そうだったと思う～～～と、納得しておりました。

お互い納得してから、逆に、ふたりの友情を振り返ると、学生の頃から、彼女はユダヤ人で私がスペイン人だった青春時代が、東京の空の下で、感じられたんですの。

すべての人が、自分の前世を感じ取れるとは限りませんが、今の自分を深く知ると、前世の魂の宿った姿に近いものを見つけ出すことが出来るでしょう。

例えば、ある日突然、画家になった人は、おそらく、前世も画家だったんでしょう。

そういう人は、画家になるべき順路を経なくても、スムーズに描き出してしまうものなの。

ご自分の進路のことを考えて、親がまったく畑違いのことをしていたのに、自分にはこの道しかないという職業を見い出すことが出来た人は、間違いなく、前世もその道の片隅にいたものと思って良いでしょう。

自分の魂が、過去にいた場所というのは、不思議なほど、そこにいて気分がいいものなんですのよ、水に放った魚のように。

例えば、私が着物文化を大事にするのは、おそらく、私は、日本では、呉服屋のたぐいの家の娘だったのだろうと、楽しくなりますの。

どうして自分は男運が悪いのかしらと、何回も失恋をして嘆いている女性は、多分、前世で、男を泣かしているのよ。

つまり、現世は、前世でやり残した宿題をする修行の場なの。

前世でひどい目に遭ったなら、今は、どんなに苦しくても、人に嫌なことをしないでいれば、きっと、来世は報われて、人に愛される存在になりましてよ。

それが前世からのメッセージ。

よろしくって、人と人の魂が、より成長するために、前世があり、今があり、来世があるんですのよ。だから、今を大事になさって！

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