占いコラム|自信をつけることの大切さ
2018年6月21日
二十代、三十代と生きてきて、人生も徐々に後半に近づいてくるにつれ、自分に対する自己評価が無意識のうちに固まってきたり、なんとなく先行きが見えてきたりと、自分なりのパターンのようなものが出来上がってくるのではないでしょうか?けれども人生は突然変わることも多く、いつ、どのタイミングで花開くかもわかりませんし、急変することもあり得ます。どんな状況にあっても、飛躍したり、あるいは乗り越えていくための秘策は、自分に自信を持つということではないでしょうか?自己評価というのは意外と重要で、それがあってこそ、自分を外に向けて発信していくことができるはずです。今自分に自信がない人も、自信に満ち溢れている人も、健全な自己肯定感を持つことで様々なチャレンジをしたり、試練を乗り越えたりできるはずです。
1.自己評価とは
自己評価とは、自分の価値を知ることといえるでしょう。自分にはどんな良い価値があるのだろうか…?控えめな現代人は自己評価が低い人が多いかもしれませんね。それでもがんばって自分の良いところをいくつか挙げてみましょう。自分が思う自分の良さと、人から言われたことがある自分の良さなどを思い出してみましょう。自分の良いところがわからない、あるいは、人から褒められたことがない場合は、ほとんどの場合は自分では気づいていなかったり、人からの評価が自分の心に入ってきていない場合があります。いわゆる褒められるのが苦手なタイプの方は、誉め言葉を本気に取れない場合もあるでしょう。また自己評価をする時には、決して他の人と比べないことが大切です。人より秀でているかどうかではなく、自分が単純に出来ることを上手い下手に関わらずに挙げてみましょう。そして「好き」というのも一つの才能です。自分はこんなことが「好き」というだけでも取り柄なのです。自分が好きなことを自分の一部としてカウントしてみましょう。あとは持ち物や身体の特徴なども。それらを自分がどう評価していようとも、できるだけポジティブな言葉で挙げてみましょう。
2.自己評価の大切さ
自己評価を高めることは思いのほか大切です。なぜなら、それを基盤にして私達は冒険するからです。
今の自分はここまでがんばって来たと感じることができれば、その次に向かっていけるのです。もしその基盤が中途半端であれば、ちょっとしたことで足元が崩れるでしょう。ただし、私達は自己評価をし慣れていないことがほとんどです。褒められた経験があまりないという方も多いご時世です。親が厳しかったりすると、自己評価が低くなる傾向があるでしょう。だからといって誰かの評価を当てにしても仕方がありません。自分を信じてあげられるのは自分しかありません。人にはどうしようもなく自信喪失する瞬間が訪れます。けれども、ここで落ちるわけにはいかない時もあるのです。たとえ親でもあなたの人生を保証することはできません。そして、今いる場所から自ら一歩ずつ進んでいくしか道はありません。気が遠くなるような道筋に見えても、一歩進まなければゴールに行くことはできません。もしかしたらゴールまで行けないかもしれませんが、途中まででも進むことができたことに価値があると思えると良いですね。成功者の話を聞くとどんな人も小さな一歩から歩みを進めています。そしてその一歩に踏み出すためには、自分を信じることが大切なのです。人と比べて自己価値を少ししか感じられない人もいるかもしれませんが、それでも小さな自己評価を元手に一歩進むことができるのです。そして進んでいる限りは、長い人生の中で何度となく一発逆転したり急成長を遂げるチャンスは来るでしょう。人生とはそういうものなのだと思います。なので不調でも好調でも小さな一歩から大きな一歩までとりあえず進むことで新しい景色に出会えるようにはずです。
3.自己評価を高めには
自己評価を高めるには、ちょっとしたコツがあります。小さな単純な作業から始めることが大切です。自分を見つめなおすことは、実はとても嫌な作業になりがちです。それでもほんの少しでも自分の中の良い資質に気づいたらそれを自分の長所としてカウントしてみて下さい。「些細でくだらない」と感じても、迷わずカウントしましょう。そしてそれに対してジャッジ(判断)しないことです。良い悪い、好き嫌いではなく自分が持っているものとしてただカウントします。できればそれを紙に書くと良いでしょう。自分で納得したら、そんな自分に誉め言葉を贈りましょう。できれば鏡を見ながら自分に誉め言葉をかけると良いかも
しれません。
4.なぜ自己評価が必要なのか
若い年代ほど自分自身を嫌う傾向があるようですが、それも成長のためには必要なことなのかもしれません。でも同じくらいやはり自己評価は必要になってきます。なぜなら、年齢とともに、ルールや目上の言うことを聞いているだけでは通用しない事態が起こってくるからです。年齢とともに、自分の人生は自分で責任を取らなくてはならなくなってきます。しかし自己評価が低く、人の言うことばかりに従順になっていると、いざという時に判断に困るでしょう。そんな時に思い出してほしいのです。自分を信じるということを。自己評価によって自分をジャッジするのではなく、良いも悪いもなく、自分とはこんな人間なんだということを知り、その良い面は伸ばしていくという気持ちだけで十分なのです。もし何かで失敗してしまっても、自分には〇〇があるから大丈夫だと思えれば、復活することはできるでしょう。なんの根拠もなく、自分には体力があるから大丈夫!とか本が好きだから大丈夫!などなんでも良いのです。自分を知っておくことだけで、自分に戻り、自分の足で立っている実感がわいてくるからです。
5.自己評価を足場にチャレンジを
自己評価は、自分がこれから何かをしていきたいと思う時の足掛かりになります。もし過去の失敗など何等かの形で自己評価が下がってしまった時には、それを取り戻す必要があります。取り戻すには時間がかかるかもしれません。でも、だからこそ小さな努力の積み重ねや小さな達成感の積み重ねで、傷ついた自己評価を癒す必要があります。自分にとっては不満足な自己評価であっても、そこからまた自分を発信していきましょう。自分を信じるくせをつけると、よりチャレンジもしやすくなるでしょう。そしてたとえトラブルや失敗に見舞われてもそこから這い上がるにも、自己評価があれば、自分を信じてまたがんばることができるはずです。
6.最後に
とてもお説教臭いことを書いてしまいましたが、自信を持つというのは、案外些細な作業で身に着くと思っています。習慣や言葉は、脳に刷り込まれます。なので自分にポジティブな言葉をかけることは意外と大切なのです。想念や感情よりも言葉のほうが方向性を決定づけるパワーがあるため、自信過剰くらいのほうが良い場合が多いです。しばらくポジティブな言葉で自分を褒める習慣を持ってみると変わっていけるのではないでしょうか?地味な作業ほど効果があるものです。
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