占いコラム|プロ占い師が教えるピッタリな占術
2020年8月29日
最近は新規に占い関連のテレビ番組が始まるなど、これまで以上に占い業界に注目が集まってきつつあるようです。そこで今回は、色々な占いについてそれぞれどのようなタイプの人が学ぶのに向いているか、またどのような悩みについてどれを選べば良いのかなどを少し書いてみたいと思います。
占いとひとくちに言っても、ご存じのように非常に沢山の占術が世界中には存在しています。
占い業界への注目度も上がってきたことなどもあり、占い師になってみたいという方も増えてきていることでしょう。
そこで今回は、どの占術がどのような人に合っているのか、またどのような悩みにどの占いを選ぶと良いのか等を書いてみたいと思っています。
占いの種類と向いている人のタイプ
まず占いには3つの大きなカテゴリーがあり、それぞれが管轄する分野や期間などが存在することをお話ししなくてはいけません。
そのカテゴリーには各々特徴があり、世界中の占いが必ずどこかに分類されているといって良いでしょう。
次にその種類と対応している代表的な占術を紹介し、さらにどのようなタイプの方が向いているかを記載してみたいと思います。
命(メイ)
生年月日(時間)を元に、人の宿命及び運気・運勢を推測する。
【占術】
四柱推命、紫薇斗数推命、宿曜占星術、西洋占星術、数秘術、九星気学、算命学、0学占い 等
【向いているタイプ】
これらの占いは、主にこれまでの長きにわたる歴史やデータなどを元に組み立てられていると思われる占術です。
占いをする際には、生年月日から決まった手順で計算をしたり、その結果などをもとにチャートを作成したりするなど、場合によっては非常に綿密で細かい作業が必要となるでしょう。
ですので、どちらかというと1+1=2…というように、求めた答えがキチンと出てくるような、理論的な思考を好む人には向いているといえるのではないかと思います。
生年月日という固定的なデータをもとにしていますので、基本的にはその時々で結果が変動したりしませんから(年運などは別として)、安定的な結果を求める方が安心するタイプの人に合っているという言い方もできるかも知れません。
ト(ボク)
その時々の偶然を元に人が関与する事件や事柄の吉凶を占う。物事の予測と状態を推測する。
【占術】
周易、断易、銭占(コイン占い)、ルーン占い、タロット占い、ダイス占い、ダウジング 等
【向いているタイプ】
前述の「命」の占術とは違って、あくまでも偶然に出てきたもので結果が左右される占いです。
そのため、どの占術も基本的なことは当然学ばなければいけませんが、実際の鑑定時には、でてきたものに応じて柔軟に答えを出していかなくてはいけません。
従って、頭の中が固定されておらず、フレキシブルにその時々に合った占い結果を導き出す機転も必要です。
タロット占いなどでは、慣れてくれば自ずとインスピレーションも働いてきますから、そういったものを逃さない敏感で直観力にすぐれているタイプの人が向いています。
相(ソウ)
姿・形に表れたものを通して性質や行動パターン、起こりやすい物事や人への影響、吉凶を占う。
【占術】
姓名判断、印相、人相、手相、家相、墓相、風水、夢占い 等
【向いているタイプ】
表れている「相」から占い結果を導き出すので、細やかな観察力と分析力が必要となってきます。
直感やインスピレーションなどを働かせるというよりは、じっくりと表れている相をみて判断し、可能な限りの修正点を上手く相手に伝えるようにできるかどうかがポイントとなってきます。
ですから、まず目の前にある状態を観察することが、楽しく興味を持って出来る人でなくてはならないでしょう。
また表れているものの「形」は、手本通りではない変則的な状態である場合もあるので、そういった時に応用力を働かせることが得意な人にも向いているといえるでしょう。
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知りたいこと別おすすめの占術
このように、占いにはカテゴリー別に得意分野が決まっていますから、当然占いたい内容ごとに向いている占術も絞られてきます。
次に、実際の占い鑑定時に多く見られるご相談内容別に、よりピッタリとした回答を導き出せる占術をご紹介してみたいと思います。
【人の気持ちを知りたい時】
女心と秋の空…などとよく言いますが、人の気持ちは女性ではなくとも常にクルクルと移り変わっていくものです。
そんな時にその都度細やかに対応することができるのは、前述の「ト(ぼく)」のカテゴリーに属する占術であるといえるでしょう。
易やルーン、タロットやダウジングなど、どの占術でも構いませんが、常に念頭に置いておいていただきたいのは、その時に出てきた結果は「あくまでも短期間で変わっている可能性もある」…つまり、今はそのような結果であっても、その後に変動する場合も十分にあるということです。
ト(ボク)術は、やるごとに結果が変わることが殆どの占術ばかりですから(もちろん同じ結果が続けて出ることもありますが…)、基本的には「その時の結果が永遠に変わらない」ということはないと思っていた方が良いでしょう。
【時期や人生の転機を知りたい時】
様々な行動を起こす時、本当にいまやって良いことなのか、もしくはいつごろやった方が良いのか…こういったご相談も良くお受けします。
同じことを起こすにしても、その先が良い流れになる方が良いに決まっていますから、そんな時は「命」カテゴリーの占いを上手く使ってみていくことが殆どです。
ことを起こそうと思い立った時が、ちょうど人生の転機に符合していることも多く、それを確認するためには、四柱推命や算命学、数秘術や西洋占星術などの生年月日を元にした占術を活用するのです。
殆ど…といったのは、その対象とする占いの期間によっては「ト術」の占いを用いることもあるからで、短期間的なスパンで時期を知りたい時などには、タロットなどのカード占いやルーンなどの占術を使っても良いでしょう。
【相性を知りたい時】
これも良くご依頼を受ける内容のひとつですが、これは前述の時期を知りたい時と同じように、その時々で使い分けることが多いです。
基本的な相性をガッツリとみたい時は、生年月日を用いる「命」の占術である西洋占星術や数秘術、九星気学等々を使用するべきでしょう。
これは動かしようのない、決まった相性ですから、根本的に合うのか合わないのかを知りたい時に向いています。
また、逆にそうした根本的なものというよりは「今この時の」あるいは「これからしばらくの間の」相性や相手との関係性を知りたい時には、「ト(ボク)」のカテゴリーの占術を選ぶと良いでしょう。
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ピッタリの占いを選ぶ
今回は、どのようなタイプの人にどの占術が合うのか、またどのような悩み事にどのような種類の占いが合うのか書いてきました。
占いを自分でも学んでみたいという方の参考になりましたら幸いです。
また悩み事別の占いの選び方も、実は占いをした後の満足感に大きな影響を与えますので、この機会に知ることで今後に役立てていただければと思います。
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