占いコラム|普通の暦とは違う?マヤ暦の謎

預言が当たったり外れたりと、定期的に話題にのぼる「マヤ暦」。マヤ暦は、マヤ文明の中でつかわれた暦です。マヤ暦の仕組み、背景について。そして、マヤ暦を使った占いではどのようなことがわかるのかを、わかりやすく解説しています。
 

 

一時期、マヤ暦が当たる!とブームになりました。


数々の予言が残されていたとされ、その的中率は、外れたものもあれどもちろん当たったと言われるものもあり、ないがしろにはできません。


マヤ暦を都市伝説のように耳にしたことはあっても、実際ではどのようなものであるかは、詳しく把握できていない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

マヤ暦に関して、またマヤ占いに関して、どのようなものなのかを解説していきたいと思います。

◆ マヤ文明とマヤ暦について

まず、マヤ暦についてご紹介する前にマヤ文明について説明したいと思います。

 

マヤ文明とは?


マヤ文明についてざっくり説明すると、メキシコ南部、グァテマラ付近を中心に、特に栄えたのは8世紀頃といわれています。
未だ多くの謎を残すこの文明は、紀元前2千年(さらに遡る説もあり)から、長い間独自の文明を持っていました。


マヤ暦に関してはもちろん詳しく後述しますが、詳細な暦も文字も存在し、戦乱の時期もありましたが豊富な資源を基に人々は生活していたとみられています。


1518年にスペイン人が辿りついたのをきっかけに、植民地化され、支配されるに至りました。

 

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マヤ文明とマヤ暦


マヤ暦は、このマヤ文明のなかで特に神官が使っていた暦といわれています。


2種類の暦がでてきますが、そのうちよくマヤ暦占いに使われるのは「ツォルキン」という暦のほうで、儀式の日取りを決める際に使用されたと言われています。

 

ツォルキン暦は、1年を260日として計算します。
単位は、kin/日です。ですので、『1年=kin260』です。
マヤ暦の面白いところは、4色の20個の紋章とそれから13個の「音」でできているところです。
この組み合わせで、その日を表現します。

 

4色とは赤、白、青、黄。
紋章の種類とそのキーワードは以下の通り。

 

●赤い竜・・・「誕生」「命を育む」「存在そのもの」
●白い風・・・「スピリット」「伝達」「呼吸」
●青い夜・・・「夢見る」「直感」「理想」
●黄色い種・・・「開花」「目覚め」「気づき」
●赤い蛇・・・「生命力」「本能」「欲望」
●白い世界の橋渡し・・・「死そして再生」「機会(チャンス)」
●青い手・・・「遂行する」「知性」「癒し」
●黄色い星・・・「品格」「美しさ」「芸術」
●赤い月・・・「改革」「清める(浄化する)」「流れをつくる」
●白い犬・・・「愛する」「忠実である」「正直」
●青い猿・・・「魔術」「遊ぶ」「想像力」
●黄色い人・・・「自由」「叡智」「理解力」
●赤い空歩く人・・・「空間」「探る」「人助け」
●白い魔法つかい・・・「永遠」「魅惑する」「受容性」
●青い鷲・・・「ビジョン」「直感」「知性」
●黄色い戦士・・・「知性」「問う」「大胆さ」
●黄色い太陽・・・「普遍的な火」「円熟」「生命」
●赤い地球・・・「コントロール」「発展させる」「シンクロシニティー」
●白い鏡・・・「受容性」「映し出す」「秩序」
●青い嵐・・・「自己発生」「触発する」「勢い」

 

4色に、分けられていますね。
これは、20体の神をあらわすそうです。
意味合いとして、
●赤・・・始まり、生命(血)
●白・・・鍛える、知恵、内面
●青・・・変化、交わる
●黄・・・達成、結実

のようになっているそうです。

 

次に、「13個の音」について。
これは、〝銀河の音響〟とも呼ばれているそうです。

 

13の音は、次のとおりです。

 

1・・・自分、他人をひきつける
2・・・迷い、葛藤、二元性の創造主
3・・・人間関係、つなぐ、奉仕
4・・・冷静さ、整える、測る
5・・・自分が中心、底力、夢を与える
6・・・マイペース、調和
7・・・多くの情報に囲まれる、取捨選択、調律する
8・・・感受性が強い(共感性)、母性、世話好き
9・・・躍動感・ワクワク、後を振り返らない
10・・・形になる、プロデューサー
11・・・革命者、解放する
12・・・全体像を見る、場の収束
13・・・まとめ役、仕上げ、新しいサイクルを担う

 

2020年6月1日をマヤ暦で表す際は『kin65 赤い蛇 銀河の音13』のようになります。

◆ マヤ暦と人類滅亡説

マヤの暦では、〝2012年に人類が滅亡する〟ということになっている、と話題になったことがあります。
これは、マヤ暦が2012年で終わっているからというのが根拠の一つとみられたようです。


ただ、これについてはくわしくみると2012年の『冬至』のあたりで終わっている事になっていて、キリのいい時期だけに、後は計算してだせ、という意味合いなのではないかといわれています。

◆ マヤ暦で、占える事とは?

あなたが生まれた日のkinをわりだすことで性格、才能、生まれ持った役割などがわかります。


また、何かをしようとしたときにどの日にすればよいのか、サイクル的なものを調べる事もできます。
性格診断が出来るので相手の誕生日がわかる場合は、相性もわかりますね。

◆ おわりに

マヤ暦の表現は古代人々の信仰を残したまま、夢があるというか、とても想像力が広がりそうな暦ですね。
筆者は個人的に、13の銀河の音響というのは、カバラやヌメロロジーなど西洋の数秘の概念にもとても似通っている部分があるなあと、そこが気になりました。
不思議ですね。


マヤ暦じたいが、一般の人から聞くと何となくふわっとしていて、とらえどころのないイメージのものかもしれません。
しかし、深く勉強すると細かいことまでわかるようになると言われています。

 

マヤ暦の占い師さんや、もしくは簡単な事は自身で調べることが可能ですので、当たっているなと思ったら、詳しく教えてもらうのもいいかもしれませんね。

今回はいまだに多くの謎が残るといわれている、「マヤ暦」についてご紹介させて頂きました。

 

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麻実

author:麻実

麻実(あさみ) 鑑定実績は約5,400名以上。 タロットをはじめとするカード占いをメインに、遠い過去から現在、そして未...
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