恋愛テク｜１週間で理想の体を手に入れるダイエット

「ダイエット＝痩せること」だと思っていませんか？
ダイエットの本来の意味は「食事療法」。痩せるのは結果なのです。
つまり、食事を整えた結果、痩せるのがダイエットなので、痩せて健康になることがゴール。健康をキープできる食べ方をしていれば、まず太ることはありません。大切なのは、一時的な減量ではなく、減量後もその食事が続けられる方法かどうか。食べるものを変えれば、１週間後には変化を感じられるはず。無理なダイエットではなく、体も心も健康になっていくダイエットで理想の体を手に入れましょう。

◆「ゆる糖質オフ」で痩せる！

近年、注目を集めている糖質オフダイエット。糖質は、体を動かすエネルギー源として必要な三大栄養素の１つで、車でいうガソリンのようなものです。
ところが、現代人は食の欧米化や運動量の低下により必要量を上回って糖質を摂りすぎている傾向にあり、それが肥満の原因となっています。そのため、日々の食事から糖質をカットするのが糖質オフダイエットです。もともとは糖尿病の治療に用いられていましたが、それが一般にも広まって今では１つのダイエット方法として確立しています。
「糖質＝炭水化物」という勘違いから“炭水化物は悪”と思われがちです。炭水化物は糖質と食物繊維からできていて、正確には炭水化物から食物繊維を除いたものが糖質です。
炭水化物を完全にカットしてしまう糖質オフダイエットは、確かに減量は早くなりますが、一生糖質オフを続けるというようなストイックな生活を続けない限りリバウンドのリスクが高くなり、また、便秘になりやすくなるなど、長い目で見たときにおすすめできません。
炭水化物にも含まれる食物繊維は腸内環境を整えるために必要な栄養素で、炭水化物を食べると便通が起こるのはそのためです。
現代人に肥満や糖尿病が増えているのは、炭水化物が大きな原因なのではなく、お菓子やジュースなどに含まれる「精製された糖」が原因です。お菓子やジュースに含まれる糖は、白砂糖やブドウ糖果糖液糖などの加工された糖質で、血糖値を急激に上げます。
血糖値が急激に上がると、体内の血糖を脂肪に変えるインスリンが大量に分泌されるため、脂肪になりやすくなります。
ダイエットを急ぐあまり完全に炭水化物を抜いてしまうと、リバウンドのリスクも高くなってしまうので、炭水化物は適量摂りながら行う「ゆる糖質オフ」がおすすめです。

・ゆる糖質オフダイエットの方法

人間の体は、朝４時～１２時までが排出の時間、１２時～２０時までは代謝、２０時～朝４時までは吸収の時間とされています。
そのため、朝は排出が促されるよう、固形物を取らず酵素とタンパク質が取れるものを、夜は吸収のサポートをするために必要なものだけを食べると、体が正常に機能して代謝のいい痩せやすい体になります。
お昼は代謝が活発な時間帯なので、ある程度量を食べても問題ありませんが、より短期間で結果を出すためには、糖質は控えめに食べた方が良いでしょう。下記のような食事内容を１日でとることがおすすめです。

朝：生のフルーツジュース（または酵素ドリンク）、豆乳（またはプロテイン）

昼：一汁三菜を基本とした和食
肉か魚のたんぱく質をとり、炭水化物はお米を１００ｇ
※玄米だと糖質が少なく、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富なので、さらにダイエット効果が高くなる。

夜：野菜スープ、タンパク質
※量は腹７部にし、寝る３時間前までに済ませる。食べてから寝るまでの時間が長いほど、痩せやすくなるため、可能であれば１８〜１９時までに夜の食事をとる。

◆一時的に食事を抜く「断食」
「ゆる糖質オフダイエット」でも、痩せる効果は期待できますが、１週間という短い期間に最大の結果を求めている場合には、食事を抜く「断食・ファスティング」がおすすめです。

・酵素ファスティング

ファスティングとは、疲れた消化器官を休ませ、腸内をきれいにして解毒・排出を促し、停滞している代謝酵素を活性化させる目的で行うものです。
飽食の現代人は、多くの人が食べた物を腸で消化しきれずに腸が汚れた状態です。汚れた腸には毒素も溜まっているので代謝が落ち、どんなに食事を減らしても栄養素を取り入れても、吸収・排出がうまくできないため、痩せづらい体になっています。
そこで、ファスティングにより一定期間食事を取らず、消化器官を休ませて排出だけに集中させることで、細胞の自然治癒力が高まり、痩せやすい体になります。また、血液がきれいになり美肌効果も期待できます。

全く何も食べない断食は、体の基礎である大切なタンパク質を削ってしまうため、酵素ドリンクや生のフルーツジュースを取りながら行う方法がおすすめです。
酵素は、もともと体内にあるタンパク質の１つですが、酵素には食べたものを消化する役割の「消化酵素」と、吸収した栄養を全身に運ぶ役割の「代謝酵素」があります。
外食や市販のお菓子が多かったり、消化にエネルギーが必要な食べ物をとる食生活、ストレスなどによっても酵素は消費されてしまいます。そうなると、酵素が消化のために使われてしまい、常に代謝酵素は不足しがちになります。また、年齢を重ねるにつれて体内酵素は減っていくため、代謝が落ちて太りやすくなります。

そこで、酵素ファスティングにより消化に回す酵素の数を最低限に抑えて、酵素を代謝へと回すと、エネルギーの消費が増え、痩せやすくなるといわけです。また、血行が促進されるので栄養を全身に運び、腸内に溜まっていた老廃物や毒素を排出させるので、体重が減ってきます。
酵素ドリンクには、ブドウ糖果糖液糖や添加物が含まれた安価なものも多く存在しています。原材料をよく確認することが大切です。

３日間のファスティングが一般的ですが、それ以上の期間ファスティングをする場合は、専門家に相談をしながら行いましょう。

・完全無欠コーヒーダイエット
デイブ・アスプリーというアメリカ・シリコンバレーのIT企業家があらゆるデータを科学的に分析した結果生まれたダイエット方法で、日本でも「シリコンバレー式自分を変える最強の食事」という本が出たことにより、ここ１～２年で人気が高まっています。
このダイエット方法は、ただ痩せるだけでなく、脳のパフォーマンスも最大化する実験結果があり、それも人気を後押ししている理由です。
方法は、ブラックのオーガニック有機栽培コーヒーに「グラクフェッドバター１０ｇ」と「MCTオイル１０ｇ」を入れたコーヒーを、朝食と置き換えるもの。
グラスフェッドバターとは、牧草だけで育った牛の乳から作られたもので、血中のコレステロールや中性脂肪を減らす効果のあるオメガ３が多く含まれ、脂溶性ビタミンのA,D,E,K、腸内環境を整える酪酸菌など、ダイエットに効果的な栄養素がたっぷり含まれています。グラスフェッドバターは無塩のものを選びましょう。
MCTオイルは、ココナッツに含まれる中鎖脂肪酸のみを取り出したオイルで、ココナッツ独特の味や香りがありません。カプリン酸とカプリル酸という成分がダイエットを後押ししてくれます。
排出の時間である朝に置き換えることで、腸の働きを整えてダイエット効果が期待でき、思考も冴え渡ると、女性だけでなく男性にも人気のダイエット方法です。

◆おわりに
あなたに合うダイエットは見つかりましたか？
ダイエットは、健康になるためのもの。
痩せたいと願うあまり、無理なダイエットをしてしまうとお肌がボロボロになったり、女性機能に影響が出たり、精神が不安定になったりと美も健康も害してしまうことになりかねません。
くれぐれも焦らず、必要な栄養を取りながら続けられる方法でダイエットを行っていきましょう。