｜手相は、右手左手でどちらをみる？

【右手?左手？手相はどっちの手で観るの？】

 「手相はどっちの手で観るんですか？」 とてもよく頂く質問です。

これは、諸説ありまして、 「男性は右手、女性は左手」、 「手を重ねて親指が下になった方」 「腕を組んで下になった方」…等じつに様々です。

しかし、せっかく手のひらは二枚あるわけですから 両方観たほうがいい。「情報」が二倍。 そこで「どっちで観るの？」の答としては、 「両方観ます」 となります。

では、さっそく観てみましょう。 左右両手を一緒に観てくださいね。 まったく同じ、というひとは居ませんよね。 どちらかの何かの線が微妙に長かったり、 逆に短かったり。 

でも、左右とも【図１】のように 生命線・感情線・知能線があれば「左右の手相がほぼ同じ パターン」です。 「左右の手相がほぼ同じ」ひとは、ひとつだけの性質を持つ ので、器用に「相手に合わせて調子よく」ということ が苦手な方が多いようです。 物事にじっくり取り込むのでどちらかというと大器晩成型。 でも、誠実でまっすぐなひとなんです。

 一方、左右がまったく違う手相。 例えば、右手は、生命線・感情線・知能線があるけど、 左手は、二本しかない…というような場合。

これは「左右の手相が違うパターン」【図２】。 

ふたつの性質を持つので、「ちょっと苦手だなー」と思う相手 にもニコニコと愛想よくでき
ます。 また、頭の回転が速く飲み込みが早いのも特徴。 好奇心が強くて興味があることはすぐに実行するのですが、 飽きっぽいところが玉に瑕（きず）。 でも、気性がさっぱりしていてコミュニケーション上手な ひとが多いですね。

なので、手相は「どちらか片方の手で観る」のではなく 「両方で観る」のが鉄則です。

さて、それでは、左右の手はそれぞれ何を意味しているか。 「左右」というよりは「利き手」と「利き手ではないほう」 として考えていきましょう。

その前に、そもそも「手相の線」とは何か？

そう。

そう「手のしわ」ですよね。 「しわ」は、よく動かすほうが増えるし変わる。

なので、よく動かす手、つまり利き手のほうが変わって いきやすい。

だから、「これから先の運命」。

あまり動かさない「利き手ではないほう」はあまり変わらない。

だから「持って生まれた宿命」。

●利き手＝これから先の運命

●利き手ではない手＝持って生まれた宿命

というわけです。

ところで…「運命」と「宿命」の違いって何でしょうか。

これは、私なりの解釈なのですが、 「運命」は「運ぶ命」だから、自分で変えていくことができるもの。 「宿命」は「宿の中に入っている命」。だから、これは変える ことはできないもの、です。

たとえば、「２１世紀の日本に女性として（男性として）生まれてきた」 「人間、生まれたら必ず死ぬ」。 これは変えることが出来ないので「宿命」。 しかし、「外国に住みたい」「会社を辞めて独立したい」「結婚して 幸せな家庭を作りたい」…etcは自分で決めて、自分で作って いくことが出来るのです。

なので、 「手相が●●だから　ダメですよね…」 ではなく自分の考えや行動によって手相の線はどんどん変わって きます。

つまり、「線が先」ではなく「自分の考え・行動が先」。 線は後からついてきいます。

とはいえ、生命線・感情線・知能線の三大基本線は、短期間にガラっと 変わることはありません。

しかし、毎日観察していると、 「最近、感情線が丸くなってきた」 「知能線が二つに分かれてきた」 等の変化に気づきます。 この「変化」こそが、あなたの「未来」です。

次回からは、具体的な例を紹介しながら「手相」をどんどん 掘り下げていきますね！