風水を利用して快適に安眠しましょう
2019年6月29日
不眠症の方がたいへん増えてきているといわれています。
心配事が多く、世間の情勢も不安定で悩みが尽きない・・・。
睡眠障害は健康はもちろん、情緒的な面にも問題を与えます。
風水の考えを利用して、安眠をはかってみてはいかがでしょう?
快眠にむけておすすめの方位とは?
風水で『寝室に向く』といわれているのは北と西です。
北は陽が入りにくい方位であり、陰の気をあらわします。
「冬、隠れる、暗い」などという象意があり、安眠には最適です。
西は「停滞する、実りがある、陽が沈む(熟成する)」の象意で、特に中年以降の方におすすめの寝室です。いい歳の取り方をすると言われています。
枕の向きも同様、北と西がお勧めの方位となります。
安眠におすすめの色
これは寝室の方位ごとに異なってきます。
北にある寝室では、
・ピンク
・黄色
など、華やかな色が相性がよいのでパジャマや寝具に使ってみてください。
北東の部屋では、
・緑色
・ベージュ、クリーム色
など、若葉、春をイメージする色が好相性です。
東の寝室は、
・緑
・赤
鮮やかな色合いが相性が良いので、さわやかな雰囲気でまとめてください。
南東の部屋には
・淡いグリーン
・ピンク
が合います。『少女っぽさ』を意味する色、恋愛運に強い方位と言われています。
凝ってデザインすると、恋愛運が上がるかもしれません。
南の寝室
風水では基本的に、南の部屋は寝室に向かないとされています。
しかし、事情により南の部屋を寝室にせざるを得ない方もいらっしゃるでしょう。
枕の向きもその方角の気を取り込むので、枕を安眠向けの方位である「北」や「西」に向けるのはいかがでしょうか。
南側の部屋には
・緑
・オレンジ
がおすすめのカラーです。
南西の部屋
家庭の居心地に影響するといわれています。
・赤
・ラベンダー
・ブラウン
などおすすめです。
西の部屋
・黄色
・白
がおすすめのカラー。
よく『西に金色、黄色のものを』というのは、金の象意を司っている方位のためです。
北西の部屋
こちらも筆者としてはおすすめの方位です。
寝ている間にその方位の気を取り込む作用があると言われているため、北西の方位の象意である「落ち着いた山」の気を溜め込むと、意思の強さや落ち着きを得られます。
玄関が北側の住宅は比較的多いので、北の方角に置きたい箪笥、通帳などは代わりに北西の部屋に置くことをおすすめします。
好相性の色は
・緑
・クリーム色
などです。
配置は?
余裕のあるようでしたら、家具の配置も考慮されることをおすすめします。
北の方位には、
印鑑や通帳の、「隠しておきたいもの」を。
お金は暗いところを好むと風水では言われています。
また、男女の愛を司る方角でもありますので、下着を入れた箪笥なども北の配置を勧める風水師もいます。
北は女性にとって特に大事な方位です。
なるべく暖かい感じにまとめるのがコツで、布製のものや花柄を使うと運気がアップすると言われています。
北東は鬼門にあたりますが、清潔で爽やかな感じにしていると障りないようです。
白を基調としてソフトな雰囲気にして下さい。
東は楽しいこと、新しいことを示すところ。
学習机などは目標に向かって真っすぐに進める意思が目覚めると、東に置くとよいそうです。
音をだすもの、CD類、オーディオや電化製品であるパソコンもよいとされています。
南東は、「女の子の部屋に良い」とされます。
『長女』の象意があり、春の風を表します。
ですので、「よい報せがくる」ついては「よい縁談が舞い込む」と言われ、恋愛を重視する若い女性には強化してほしい方位でもあります。
また、恋愛じたいは南、性的魅力などは北の方位が司ります。
南は美しさや、名声に強い方位ですので、高価なイメージの宝石や家具、小物などを置いておくと吉運の相になると言われています。
南西の部屋はリビング向け。
穏やかな母親の象意ですのでここにいると、一家団欒を楽しめるといわれています。
基本的に高さのない家具を置くとよいとされます。
西の方位は落ち着き、先祖などの意があり、実りがあることを表します。
恋愛運や、金銭運にも効果があります。
今回のテーマは安眠ですが、逆に寝すぎる人は西枕、西の寝室を避けた方がよいとまで言われることもあります。
日没、秋を表すので落ち着きすぎるようです。
北西は『強い意志』、『高いプライド』の意味があり、そびえる山の象意です。
「家長の部屋」と昔からいわれていて、書斎などにも向きます。
仕事面で実力による昇進などに使うとよろしいでしょう。
高い家具、重厚な箪笥など置けます。
おわりに
風水とは、もともと「住みやすい環境つくり」も踏襲してつくりあげられた学問です。
自然の気なども利用しながら、何百年、何千年と時間をかけて考案されてきたものですから、人間本来の生態に適している道理になっているはずです。
単に模様替えするだけでも気分転換になるかもしれませんし、昔の人々の知恵に授かってみるのもよいと思います。
ただし、やはり「落ち着かない」というのであれば、あなたにとってベストな配置を使うのが得策かもしれません。
〝あ~、なにか安眠のヒントが欲しいな〟と思った時には、ぜひ参考にしてみてくださいね。