「悪いことが起こる？」～「天中殺」ってそ もそも何？

「悪いことが起こる」「新しいことはしてはいけない」等、とかく怖いイメージがある『天中殺』。

『天中殺』とはそもそも何なのか？

どんな占い方によるどんな内容のものなのか？

2019年は、戌亥天中殺のひとが天中殺となります。

自分の天中殺の調べ方、天中殺のときの過ごし方を解説していきます。

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「天中殺」は中国発祥の運勢学「算命学」の中で「運勢の低迷期」とされています。

誰でも12年に2年間だけやってくる天中殺。

一般的に「思い通りにならない時期」「新しいことを始めてはいけない時期」と怖いイメージが注目されていますが、じつは「自分磨き」にはとても適した時期なのです。

12年に2年間やってくるということは、つまり・・・

「10年間、一生懸命頑張ってきたけど、出来ていないところ、未完成なところを天中殺の2年間でしっかり仕上げる」

ということ。

これを図にすると次のようになります。

10年間は「活動期」。

この期間にいろんなことにチャレンジしていきます。

そして、その活動期に頑張ったけれどもやり残したことがこの2年間に「宿題」として出されるわけです。

つまりこの「勉強期」が「天中殺」なのです。

この「勉強期」にだされる「宿題」。

「出来なかったことの宿題」ですから、なかなかきつい。そこそこ辛い。

例えば、「活動期」に人間関係を疎かにしていたひとは 「人間関係」に関する宿題が、お金のことを疎かにしていたひとはお金に関する宿題が 出る・・ということですね。

しかし、この「宿題」から逃げずにきちんと向き合えば2年後、天中殺あけにぐんと成長することができるというわけです。

こう考えてみると

＜「できていないこと」を「宿題」として出してくれる仕組み＞

である「天中殺」は、自分を成長させるために必要で、貴重な期間ということができます。

よく聞かれるのが「天中殺のときに新しいことを始めてはいけない」ということ。

例えば・・

これは「天中殺」＝「悪い時期」だからというより、

前述したように

「天中殺」＝「宿題をする期間」

つまり、

「まだ宿題が片付いてないときに、新しいことを始めるのはお勧めできない」

ということになります。

また「天中殺」の時期は「外は大嵐」ともいえます。

「大嵐」のときに、海に山に行楽！というひとはいませんよね。

雨・風が激しいときには、外に出かけるよりも、家の中で出かける準備をしたほうがよいはずです。

しかし、「受験」や「異動」等、「どうしてもやらなければならないこと」は「天中殺だからやめておこう」「天中殺だから断ろう」ではなく、粛々と行うのがよいとされています。

ただ「外は大嵐」なわけですから、「出かけるときの準備は万端に」です。

レインコート、長靴で。

万が一のことを考えて非常用食料もリュックに入れて持って行く・・

という重装備で「大嵐」の中行く必要があります。

「受験」でいえば、あらかじめ会場の下見をしておく、
交通機関が乱れたときのことを考えて、

早めに出発する、

忘れ物がないか、

チェック、

ダブルチェックをする・・・ｅｔｃ

ということ。

「起業」についても同じことが言えます。

天中殺のときの「起業」は、「外が大嵐のときに、わざわざ出かけていく」ようなもの。

どうせなら大嵐が去ったあと、台風一過の晴れたときに行ったほうがよい。

外が大荒れのときは、むやみに外に飛び出していくのではなく、家の中でしっかりと「計画」をたて、「準備」をする方が却って効率がよい・・・ということです。

天中殺の時期に新しいことを始める必要があるときは、「勉強期」であることを念頭に置きつつ、準備をしっかりとして臨む必要があります。

ただ「勉強期」なので、文字通り「勉強」を始めるのはよいこととされています。

資格取得のために学校に通い始める、趣味程度だったことをしっかりと勉強してみる等です。

「天中殺は怖いもの」ではなく「自分と向き合い、成長するために勉強する時期」ということですね。

さて。いままでみてきた「天中殺」ですが、自分の「天中殺」、気になりますよね。

まずは、 「計算サイト」 を使って自分の天中殺を調べてみましょう。
（※↑「計算サイト」のリンク→http://www.calc-site.com/calendars/zodiac）

天中殺は、「生まれた日の干支」＝「日干支」で決まります。

全部で６種類あり、「日干支」により次のようになります。

来年は、「亥年」なので、「戌亥天中殺」のひとが天中殺となります。

天中殺ごとに「性格・性質」があります。
それぞれみていきましょう。

(日干支が　甲子・乙丑・丙寅・丁卯・戊辰・己巳・庚午・辛未・壬申・癸酉）

心の葛藤が多く悩みが多いのですが、それを克服すれば皆から尊敬 され独特のカリスマ性が発揮されます。「悩む」からこそ人間的な成長があるのが戌亥天中殺の魅力です。

（日干支が　甲戌・乙亥・丙子・丁丑・戊寅・己卯・庚辰・辛巳・壬午・癸未）

行動力が抜群で政財界に向きます。
６つある天冲殺の中で一番仕事ができる、といってもいいでしょう。
ただ、仕事が忙しすぎて家庭がおろそかになってしまう・・という 側面も。

（日干が　甲申・乙酉・丙戌・丁亥・戊子・己丑・庚寅・辛卯・壬辰・癸巳）

賢くてリーダーシップをとれるひと。 段取り上手で仕事がさばけるひとが多いです。
寅卯天中殺と同等に天中殺の影響は少ないといわれています。

（日干支が　甲午・乙未・丙申・丁酉・戊戌・己亥・庚子・辛丑・壬寅・癸卯）

６つある天冲殺の中で一番パワフルなひと。
運の乱高下があるものの、本人はケロッとしています。 回りはハラハラするのですが・・・

（日干支が　甲辰・乙巳・丙午・丁未・戊申・己酉・庚戌・辛亥・壬子・癸丑）

明るくてあっけらかんとしているひと。
物事をネガティブにとらえることが少ないので前向きなひとが多いです。

（日干支が　甲寅・乙卯・丙辰・丁巳・戊午・己未・庚申・辛酉・壬戌・癸亥）

真面目な努力家。情が深くて優しいひと。 上司や親、目上の人に恵まれにくいところがあるので目下のものに助けられてコツコツと成功を積み重ねていくひとです。

さて。

「天中殺」＝「悪い事が起こる」
「天中殺」＝「怖いもの」

でははなく、

「やり残した宿題」をやる、自分を磨く期間、そして、次のステージに行くための準備期間であること、

お分かりいただけましたでしょうか。

2019年は亥年ですので、戌亥天中殺の方が天中殺となります。

天中殺を怖がることなく、「自分の身を磨くチャンス！」と前向き捉え、天中殺あけの「成長」を楽しみに、しっかりと「宿題」に取り組んでくださいね。

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