第14回 結婚したいけど仕事も辞めたくない!働く女性が結婚するメリットとデメリットとは?
2018年8月19日
藤沢あゆみです。
先日、相談に来た女性からこんな話を聞きました。
「生まれて初めて、結婚したいと思えるひとに出会いました。だけど、いま仕事が楽しくて。いつかは結婚したいし、結婚するなら彼と思っているけど、いまキャリアを断つことに不安があります」
仕事が絶好調のときに、結婚するならこのひと!と思える男性に出会う。
20代の彼女は、結婚するなら彼と思っているけど、仕事も辞めたくない、そんなジレンマを伝えてくれました。
今回は、働く女性にとっての結婚のメリットとデメリットについて一緒に考えてみましょう。
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*働く女性が結婚するメリットとは?
一番のメリットは、安心です。
先日結婚したばかりの著者仲間から「結婚するとかえって落ち着いて本を書くことに取り組めるよ」と言われてなるほどと思いました。
無意識に、結婚したら原稿を書く時間が減りそうと思っていた自分に気づいたのです。確かにそれはあるかもしれないけど、物心共に安定して、リラックスして仕事に取り組めそうだなと思いました。
働く独身女性は、ひとりで自分を養っている状態です。経済的にも、精神的にも。
パートナーができると、ひとりじゃない、もしも自分が働けなくなることがあっても、支えてくれるひとがいる、その安心感は、ひとりでは得られないものです。
そして、もうひとつのおおきなメリットは喜怒哀楽が増えること。
怒と、哀も増えるのがポイントです。
日々忙しく働き、ひとりで暮らしていると、あらゆることが自己完結します。
寂しくもあるけど、勝手気ままにできます。
職場でトラブルがあっても、うちに帰って、テレビを見たり、ゆっくりお風呂に入ったり、友達に愚痴ったりしてストレス発散できるかもしれません。
わたしに相談してくれた彼女のように、彼氏がいて、彼に愚痴って慰めてもらえるひともいるでしょう。
ですが、彼氏はどこまでいっても外向きの関係。いいとこ取りできる。彼氏と喧嘩したって、しばらく連絡を取らないことも可能です。
夫婦喧嘩になるとそうもいかない。ひとつ屋根の下で冷戦になるとかなりのストレスだし、それが高じて別居なんてことになるとこれまたヘビー。
24時間、どんな時の自分も見られている関係。四六時中一緒にいなくても、意識の上で離れられません。つまりどんな時の自分も見せ合える関係。見せてもだいじょうぶな関係を築くこと、それが結婚です。
怒や哀を見せてもだいじょうぶ、これこそ、底知れない安心じゃないでしょうか。その安心は、仕事にもいい影響をあたえると思います。
*結婚生活のデメリットとは?
やはり自由気ままじゃなくなることです。
子供ができれば、出産に伴って休職したり、退職することもあるでしょう。また、おたがいの家族や、親戚、地域社会など、それぞれが関係性を持って生活を共にするもの、それが結婚です。
たとえば、必ずしも一緒に食事しなくていいとか、家事もできる形にしたり、分担したりと、どんなに自由に生きようとしても、独身時代には思いもしない制約は出てきます。
子どもが熱を出したり、おたがいの両親や家族の事情に左右されることもあるでしょう。
20代の彼女としてはここでキャリアを断ち、一線を退いたらもう戻れないんじゃないかと心配する気持ちも理解できます。
*失敗しない結婚ってある?
人生はいま見えることが全てではありません。
いますぐ結婚をして、仕事を続けても、結婚するから仕事を辞めても、もっと言えば彼女が独身のままいまの仕事を続けても、いまのキャリアがそのまま断たれないとは限りません。
ですが、それは無限の可能性でもあります。
いまあることを失っても、何かを選べば、そこに新たな道が開けます。それは新しい仕事の場合もありますし、キャリアを断ったと思っていた仕事を、必要に迫られて再開することになる場合もあります。
わたしの姉は、小学校の教員で、独身時代は実家でフルタイムで働いていました。結婚して子供が出来てからは専業主婦になりましたが、あにが転職したりおいの成長に伴って、またフルタイムで学校に復帰しました。かなり忙しそうですが、元気に働いています。
仕事を再開した理由は、共働きをしないと家庭生活を営むのが難しいという理由からでしたが、結婚生活と自分のキャリアを両立しています。
また、独身時代には思いもしない才能を発揮して、新たなビジネスを始めたり、新しい夢を持つひともいます。
わたしに相談に来たある女性は、結婚して子どもが出来たのを機に会社を辞めました。バリキャリで料理もあまりしたことがなかった彼女が、料理の楽しさに目覚め、おうちご飯を写真に撮ってインスタグラムにアップしていたら、人気のインスタグラマーになり、自宅で料理教室を開いています。いつかは出版するのが、いまの彼女の夢です。
最後に。
人生において結婚するならこのひと!と思えるひとが20代で見つかるなんて素敵なことです。ぜひともそのひとと結婚されることをお勧めします。
どっちを選んでもそのときのあなたらしいしあわせが待っています。
だいじょうぶ、なるようになります!
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