今日はどんな日!? 最強開運日を紹介!【一粒万倍日・天赦日・天一天上etc ...】
2024年8月1日
選日とは古来より信じられてきた、暦のうえでの大切な日、もしくは期間のことです。
その根拠は多くが日干支の特徴や、相克関係からきています。※
四柱推命などしている方にはわかりやすい仕組みになっていると思います。
お祭りなどでも、選日でとって決められている場合も多くあり、昔の人々がいかに日取りを重視し、暦を大切に考えていたかを垣間見ることができます。
今回は、選日のご紹介と、縁起の良い日、そして避けたほうがよい禁忌がある場合はその事柄も説明させて頂こうかと思います。
※日干支とはいわゆる「戌の日」など、暦に割り当てられている十二支のことを指します。
相克関係とは、木火土金水という、陰陽五行のうち〝木は土を剋し、火は金を剋し、土は木を剋し、水は火を剋する〟という考えかたです。
一粒万倍日
「いちりゅうまんばいび」と読みます。
一粒の種から万倍に増える日といわれています。
事はじめにはとても吉とされており商売はじめ、開店の際に縁起がよいといわれます。
ただし〝増えて膨れる〟ということでこの日借金をするのは控えたほうがよいでしょう。
不成就日
「ふじょうじゅび」とよみます。
何かしらの障害が生じて物事が叶わない(成就しない)。
基本的に凶日扱いとなります。
結婚(結納、届を書く・出す)、開店、名づけ、引っ越しや移転、契約の締結などはやめておいたほうがよいでしょう。
この日に何かをはじめたり、新しい計画をたてて行動したりもNG といわれます。
願掛けなどの祈祷も凶。
天赦日
「てんしゃび」とよみます。
一年のうち最上の吉日であるとされ、開店や新事業など新規事、そして婚姻にもとてもよいとされます。
八専
「はっせん」と読みます。
八専は、日干支の十干と十二支の五行が同じになる日をいいます。
「壬子、甲寅、乙卯、丁巳、己未、庚申、辛酉、癸亥」と8日のため八専と呼ばれます。
八専の日は気が乱れており、何事もうまく行かないといわれます。
大事な事に着手したり、願掛け等も控えたほうがよいでしょう。
とくに仏事は禁物です。
八専の期間には五行が重ならない日があって(間日)、間日の4日間は八専の影響を受けないとされます。
三隣亡
「さんりんぼう」とよみます。
これは皆さん聞いたことがある方が多いのではないでしょうか。
棟上げには大凶です。
この日棟上げすると、隣近所三軒焼き尽くすほどの災禍に見舞われるといわれています。
引っ越しや土いじりにも影響がでます。
三隣亡は
1月の亥の日
2月の寅の日
3月の午の日
4月の亥の日
5月の寅の日
6月の午の日
7月の亥の日
8月の寅の日
9月の午の日
10月の亥の日
11月の寅の日
12月の午の日
と月と日干支の組み合わせで決まっています。
天一天上
「てんいちてんじょう」とよみます。
人事の吉凶禍福を司るという天一神が天上する日で、この日から次の戊申の日までの16日間、天一神の障りがないとされています。
方位の吉凶を司る神の1つである天一神(てんいちじん)が天に帰る癸巳(甲子から30番目)から戊申(45番目)までの16日間のことです。
ただし次の己酉の日からは下りてきて八方をめぐるようになり、この天一神が巡っている方向に向かってのお産や契約の申し出などに障りがでるとされます。
三伏
「さんぶく」と読みます。
夏至を過ぎた後の3回目の庚の日を初伏、4回目を中伏、立秋後の最初の末伏とした総称です。
庚は金気ですが、暑いあいだはその力が抑えられるとの考えより(火剋金)
新規事、旅行、結婚(婚約、届をだす、見合い等)は慎むべきとされています。
犯土
「つち」とよみます。
日干支の庚午~丙子までの7日間を大犯土(おおづち)、
戊寅~甲申までの7日間を小犯土(こづち)と呼び、
土をいじる行為は禁止です。
種まき、工事、伐採、井戸を掘るなど土を犯す行為は慎むべきとされています。
大犯土と小犯土の間に間日があり、この日は障りがありません。
十方暮
「じっぽうぐれ」とよみます。
日干支の甲申~癸巳までの10日間をいいます。
甲申の日を「十方暮れ入り」と呼びます。
この10日間のうち、十干と十二支の五行が相剋の関係になる集中しているこの期間は、万事うまく行かない凶日とされています。
気をつけたいのはとくに新規事、婚姻、遠方へ旅行、建築、移転など。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
なじみがあるようでない、 少し知っておくと、生活の面で意外と役立つかもしれません。
基本的に、「天一天上」と「天赦日」はとくに障り、制限はないようですが、その他の選日にはこれはよいけど、あれはだめのような縛りがあるように感じますね。
使いやすいのはやはり店の開店や契約ごと、何かを建てる時など、けっこうおおきな物事を動かすときですね。
昔から伝わる特別な暦を、今回ご紹介されて頂きました。
いまだにこの選日を使って商売や、建築をされる方は多いので、万全を期す場合は参考にしたほうがよろしいでしょう。