風の時代について改めて知っておきたいこと

 

2020年末に、木星と土星が重なる(ように見える)〝グレートコンジャンクション〟が20年ぶりに起こりました。


これがどのサインで起こったのかというと、「水瓶座」です。
これを機に、『風の時代になる』と西洋占星術界隈でいわれています。

 

これはいったいどういう意味なのか、そのようにいわれる理由と、『風の時代』があらわすものについて筆者の知識を交えて解説させていただきます。

 

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これまでの〝グレートコンジャンクション〟で起こってきたこと

1981年のグレートコンジャンクションは天秤座で起こっています。
その次は牡牛座。
1981年の天秤座を除き、グレートコンジャンクションはずっと「地」のエレメントの星座で起こっていたのです。

そしてこれからは、「風」のエレメントの星座でグレートコンジャンクションが起こっていくことになるわけです。


グレートコンジャンクションを起こす木星と土星は世相をつくるといわれており、これまで「地」のエレメントっぽい世界から、「風」の事象があらわす世界へと変わっていく、と解釈できるわけです。

 

今後『風の時代』と呼ばれる所以は、グレートコンジャンクションが山羊座から移行して水瓶座の約0°の位置で起こることに起因しています。
要するに、木星と土星が重なりながら水瓶座入りする、というわけです。

『風の時代』といわれる所以

なぜ〝風の時代にはいる〟といわれているのでしょうか。

 

先ほど説明しましたがまず大きな理由としてはこのグレートコンジャンクションが、2020年は水瓶座0°の位置で起こっていること。
12星座は各30°ずつで別れています。


ですから、このグレートコンジャンクションが起こるまでは、木星も土星も順番からいうと手前にあたる山羊座に滞在していたのです。
西洋占星術では12星座に四大元素に基づいて〝エレメント〟の考え方があり、各4つの区分、特徴でわけられているのです。

 

「火」の星座・・・牡羊座、獅子座、射手座
「地」の星座・・・牡牛座、乙女座、山羊座
「風」の星座・・・双子座、天秤座、水瓶座
「水」の星座・・・蟹座、蠍座、魚座

 

そして、それぞれのエレメントには似たような特徴や事象があると考えられています。


例えば火の星座は「情熱」「体育会系の明るくやる気に満ちたノリ」
地の星座は「マイペース」「リスクをおそれる」「現実的」
風の星座は「情報通」「比較的浅い人間関係」「伝達」
水の星座は「優しい」「感情重視」「目にみえないものを大切にする」
など、性格でいえばこのような傾向があるといわれます。

 

そして今回グレートコンジャンクションが起こったのは「風」のエレメントである水瓶座なのです。

『水瓶座の風の時代』に意識しておくとよいこと

また、水瓶座の事象として「グローバル」「博愛」などがあります。


例えば、ボランティア活動など。
自分と血のつながりがない人や、特に親しくない方が相手でもできることはする、すすんで助ける。

『地の星座』は一途、誠実、正直など実直な事象が目立ち、手堅いと同時に保守的でもあります。
安全性を重視するからです。
ただこれは現実・物質主義にもつながります。
目にみえない、実体のないものは信じられない、あるいは信じたくない。

しかしこの〝物質主義〟と「安全性」は、今回のコロナによっていとも簡単に崩れてしまったのです。


そして、ウイルスというのは人が運んでくる。
「人とのかかわり」がヒントになってくる。
そう、〝風にのって〟やってきたようなものなのです。

 

以前の記事で筆者は少し触れさせてもらいましたが、〝グレートコンジャンクション〟については、過去の占星術師の大家といわれる先生は実ははっきりと「不幸の予兆」と言い切っています。

 

これは、悪いほうが当たってしまったのでしょうか?

一度社会が大きく変化した意味

これは冥王星がおなじく山羊座に滞在していたことがおそらく原因でしょう。


占星術では天体が地球から離れていればいるほど影響がおおきい、「おおきなものを動かす」とされています。


〝トランスサタニアン〟と呼ばれる天王星、海王星、冥王星は世相とともに人間の精神的な部分までも大きく変させる力があると考えられます。


そして冥王星のあらわす事象は『破壊と再生』です。

ですので今回は『風の時代』にはいる前に、いつもよりも大きな変革が起こったのではないでしょうか。

「価値観の変革」は水瓶座の時代が続く限り、止まらずに続いていくことでしょう。

おわりに

今後のグレートコンジャンクションは風のエレメントの星座で起こることになります。


風のエレメントの特徴である

「情報」

「浅く、広いつき合い方」

「最先端を好む」

「感情に左右されない」などの象から、差別や偏見が減っていくのと、余計な手間をはぶくためAIの導入が盛んにおこなわれたり、ただ情報に振り回されたり、感情を軽視してしまう傾向になってしまうあたりは注意点です。

 

上記の注意点を意識しながら、きっと新しい風をはこんできてくれる時代へ期待しましょう。

 

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