人気占い師が自分を占うときに密かに使う占いとは?
2020年11月14日
シンプルな方法で自分を占うことができる方法があるのをご存知ですか?
コロナ禍の影響で、家で過ごす時間が増えたことから「自分で占いをする」ことに注目が集まっていると聞きます。
占い師が自分を占うときに密かに行う卜占と具体的な実践法を解説します。
11月に入り、紅葉を楽しみながらも「今年ももうすぐ終わるな」と意識しはじめる季節となりました。
12月からのホリデーシーズンは楽しみではあるものの、なんだか少し、焦りのようなものを感じる方もいらっしゃるかもしれません。
年末が近づくと、来年の自分の運勢も気になりますが、「気になるあの人との関係はどうなる?」「この仕事このまま続けていいの?」など、今年中に自分の中で決着をつけたいことがある方も多いのではないでしょうか?
◆ あとひと月、ふた月で終わる2020年の残りの運勢はどうなる?
そんな時は、今必要なメッセージを受け取ることができる卜占でご自身を占うのがオススメ。
今回は、現役占い師が自分を占うときに密かに使う卜占(ぼくせん)をご紹介します。
シンプルな方法でできる卜占を厳選しましたので、ご自身のことを楽しく簡単に占うことができるようになる内容となっています。
今年の悩みは今年のうちに解消して、来年は気がかりゼロでスタートしていきましょう!
◆ 卜占とは?
まず「卜占(ぼくせん)」について解説します。
占術というのは大きくわけて命・卜・相という3つに分類することができます。
詳しくは星風のさちこいコラム
「あの人の気持ちを今知りたい!そんな気持ちに答える占いの選び方」
にて書いていますので、ぜひ合わせてご覧ください。
卜占は偶然性を利用して、そこから必然性を見出す占術です。
タロットカード、オラクルカード、おみくじなどが代表的です。
古来より我が国のご神事として執り行われてきた亀卜や鹿占なども、卜占にあたります。
亀の甲羅や、鹿の肩甲骨を焼いてヒビの入り方、割れ目の模様で神意を読み取る占術です。
このようにタロットカードもしかり、西洋、東洋問わず、世界中で卜占は生まれ、発展し愛され続けてきたのは、そこに答えを見出せるからに他なりません。
そして、時として、占い師には、自分自身のことを占うときに簡易的にササッとリーディングに使うお気に入りの卜占があるものです。
それでは、今まさに必要なメッセージを受け取ることができる占い師が密かに使う卜占を具体的にご紹介していきます。
<ビブリオマンシー>
本があればどこでもできる卜占。
メッセージ性のあるものを受け取りやすいのが特徴です。
本来であれば、「聖書」や「詩集」などを活用して行うのが基本とされていることもありますが、日本ですとなかなか馴染みがないため、家にないので用意できないこともありますよね。
そんな時は書物があればできますので、ご自宅にある辞書、参考書、テキスト、小説、自己啓発本など自分がコレと思う本を使ってください。
1.具体的な質問を決めます。
≪例≫
「気になるあの人との関係を進展させるためにどうしたらいいか教えてください」
2.本を無作為にめくり、パッと目がとまったところを見ます。
文章かもしれませんし、単語かもしれません。
最初に目にとまったものをとらえるのがコツです。
≪例≫
「信頼する」という単語が出てきたとします。
その単語についてリーディングしていきます。
もし、ピンとこない場合はもう一度聞いてみましょう。
「もっとわかるように教えてください」
3.出た答えをリーディングします。
≪例≫
「信頼する」という言葉であれば、「信頼して連絡を待つ」「心配いらない」と解釈することもでき、「焦って自分で何かアクションをとるよりも、相手を信頼して待つと、相手との関係が進展する」と読み解くこともできます。
または、「自分を信頼して、自分からどんどん誘っていくと、距離を縮めて相手との関係が進展する」と読み解くこともできます。
これが正解というものはありません。
その言葉を見て、自分がどう感じましたか?
解釈して、どう感じましたか?
その中に答えがあります。
補足ですが、本を開いて、自分がどこに目をとめたかわからないという時や、もっと明確にしたい場合は、指や、ペンなどで、指し示すのもよろしかろうと思います。
<辻占>
辻占(つじうら)をご紹介します。
夕方に辻(十字路)に立ち、偶然通りがかった人の会話を聞き、その言葉からリーディングしていく占術です。
我が国で古くから伝わる占いで、夕占(ゆうけ)という言葉で万葉集にも登場しています。
恋の行方を占いたくなる気持ちは今も昔も変わらないですね。
さて、やり方ですが、
1.夕方に交差点(十字路)に立ちます。
夕暮れ時というのがポイントで、昼でも夜でもない時は、現世と常世が曖昧になり、神様や精霊があらわれる時とも言われています。
そして、十字路や橋も人以外のものも通ると言われてきました。
そのため、その時と空間で聞く言葉には神様からのメッセージが込められていると信じられてきました。
2.質問したいことを具体的に思い浮かべます。
≪例≫
「この仕事をこのまま続けていいのでしょうか?」
3.十字路を偶然通りがかった人が言った言葉、自分の耳に飛び込んできた言葉からその質問の答えをリーディングします。
≪例≫
「家に帰って早くご飯食べたい」という言葉が聞こえてきたとします。
「家に帰る」という言葉から、自分の内側をみるということ、「早く」という言葉から、後回しになっていたことがないかどうか、「ご飯食べたい」という言葉から、満たされていないものがあるということを読み取ることもできます。
まとめると、「自分の内側で、やりたいと思っていたことがあるのだけれど、それをやれていないから、自分の心が満たされていない状態なので、このまま仕事を続けるかどうかは、まずは自分を振り返ることで自ずと見えてくる」
というメッセージを読み取ることができます。
こちらも、ビブリオマンシーと同じく、答えに正解はありませんので、自分がどう感じたかをあるがままに感じてみるのが大事です。
直接的に、「はい」「いや、違う」などそういう言葉が聞こえてくることもあります。
ぜひ実践してみてくださいね。
卜占でメッセージを受け取る
いかがでしたでしょうか?
現役占い師が自分を占うときに密かに使う卜占をご紹介しました。
卜占をおこなうと、メッセージはいろいろなところで読み取ることができるということがわかってきます。
他者の口を通して、色彩を通して、草花を通して、様々に私たちに語りかけてくれているのです。
ぜひ実践して、「今年中に自分の中で決着をつけたいこと」に対する今必要なメッセージを受け取り、自分の望む未来へと進んでくださいね。