愛されボディを作るおすすめトレーニング
2018年7月1日
ただ細いだけの体よりも、適度な丸みを帯びた女性的な体の方が男性には魅力的に映ります。
そんな体を作るためには、筋肉を動かすトレーニングが必須です。
でも、男性のようにハードなトレーニングだと女性はなかなか続けられません。その原因の1つに女性の体はホルモンバランスの影響を受けやすいことがあげられます。トレーニングは、自分のバイオリズムと上手に付き合っていける方法を選択することが大切です。
また、論理的な男性に対して感情を左右されやすい女性。だからこそ、トレーニングをしながら心を整えられるようなものを選ぶと負担なく、楽しく続けられるはずです。あなたに合ったトレーニングで、いつまでも魅力的で愛される体を手に入れましょう。
◆ヨガ
美容と健康に役立つとして女性に人気のヨガ。
体を鍛えたり、ダイエットのためのトレーニングと思われがちですが、本来は心のバランスを整え、心身の鍛錬をするためのものです。
ヨガの起源は、約4,000年前にインド、インダス文明で生まれたとされています。日本には空海がいた遣唐使の時代に修行法の1つとして瞑想を中心としたヨガが伝わりました。
現在のような心身を鍛えるヨガを日本で初めて行ったのは中村天風。ヨガによって結核を克服しました。
そして1950年代に沖正弘という人物によって日本ヨーガ協会が設立され、70年代に第一次ヨガブームが起こります。
その後、一旦落ち着きましたが、90年代に第二次ヨガブームが起き、現在日本におけるヨガ人口は100万人を超えるといわれています。
今では多くの人の日常に溶け込んでいるヨガの魅力は、体を鍛えることや代謝がアップすることに加えて、リラクゼーションや心の状態を整える効果があることです。
他のトレーニングと比べると、さほど運動量は多くありませんが、柔軟性を向上させるストレッチ効果やインナーマッスルを鍛えて女性らしい、しなやかな体を作る効果が期待できます。全身を伸縮させながら体の軸を整えていくため、姿勢の改善も図れます。
ヨガの深い呼吸は、筋肉を鍛えるだけではなく、精神を整えてリラックスさせてくれます。
ヨガの最後は、シャバーサナという仰向けのポーズで休みます。シャバーサナは、究極のリラクゼーションとも言われ、この最後のシャバーサナで究極のリラクゼーションを味わうことがヨガの最大の目的ともされていて、そのために適度に疲れるぐらいのポーズになっているようです。
自分と向き合い、内観する時間にもなるので、ヨガを始めると自己理解が深まり生きやすくなる人も多くいます。
ヨガには計り知れない多くの魅力が詰まっていることが世界中で長く人気の理由だと言えます。
◆ピラティス
ピラティスは、ジョセフ=ピラティスが第一次世界対戦中にドイツ軍の負傷した兵士のリハビリを行う中で生まれました。
体を自由に動かすことができない負傷兵の筋力低下を避けため、体の奥の筋肉であるインナーマッスルを鍛えるためのエクササイズを考案しました。
その後、ピラティスはニューヨークでスタジオを開き、スポーツ選手やダンサー、アクターなど、幅広い人たちに愛されるようになり、通常のエクササイズやトレーニングでは鍛えにくい筋肉を強化して、効果的なエクササイズができるメソッドとしてさらに注目を集めるようにもなりました。怪我をした後のリハビリにも取り入れられ、全世界に広まりました。
よくヨガと似ていると誤解されますが、ヨガが体と心を整えるものに対して、ピラティスは解剖学に基づいて体幹を鍛えるトレーニングであり、ヨガよりもトレーニング効果が高くなっています。
自分の心を整えながら体作りをしたい方はヨガを、より体力をつけたい方、姿勢の改善や筋肉量アップを目指したい方はピラティスを選ぶのがよいでしょう。
◆シルクサスペンション
シルクサスペンションとは、ニューヨーク、マンハッタン5番街にある「Pilates on Fifth」でキャサリン&キンバリーによって考案された空中トレーニングです。
ノルウェー発祥のレッドコードというリハビリ器具が発展したものだと言われており、天井からハンモック状のサスペンションとハンドルを吊り下げて行うトレーニングです。この器具により体を適切にサポートすることができ、正しい姿勢がとりやすくなるため、トレーニング効果を上げることができます。
具体的な効果としては、①体のバランス能力が高まり、普段使わない深層部の筋肉を使えるようになる②柔軟性が向上する③姿勢が改善し、肩こりや腰痛などの体の不調を感じにくくなる、といったことが期待できます。
ハンモックやハンドルの支えがある分、余計な負荷をかけることなく体を鍛えることができるため、とても効率の良いトレーニングです。
◆スロージョギング
スロージョギングとは、早歩きぐらいのスピードで行うジョギングのことです。
スロージョギングは福岡大学スポーツ科学部生理学研究室の田中宏暁教授が開発しました。現在は、日本スロージョギング協会もあり、アドバイザーが全国で指導を行っています。
スロージョギングの速度は、時速5km程度で隣の人と笑いながら会話できるぐらいのペースです。1日20〜30分ぐらいが目安で、続けて走るのがきつい場合は、10分や15分ずつ分けて走っても構いません。
体感としての負荷はウォーキングとさほど変わらないのに、消費カロリーは倍以上にもなり、ダイエット効果が期待できます。
その理由は、主にインナーマッスルを使うトレーニングだからです。
継続することで筋力が鍛えられて筋肉中の毛細血管が増えるため、効率よく酸素や栄養が行きわたるようになります。その結果、基礎代謝が上がり脂肪が燃焼されやすくなります。
運動嫌いの方や初心者でも始めやすく続けやすい上に、年齢に関係なく高い効果を実感できることがスロージョギングの魅力です。
また、女性は話すことでストレスを発散できるので、トレーニングとストレス発散が同時にできる一石二鳥のトレーニング方法と言えるでしょう。
◆おわりに
あなたに合ったトレーニング方法は見つかりましたか?
ここでご紹介したものは、女性らしい体に鍛えるだけでなく、心にも働きかける効果も期待できて、長く続けやすいものばかりです。
愛されボディになるためには、まずは自分自身が自分の体を愛すること。
ぜひ、楽しみながらトレーニングを取り入れていってくださいね。