第6回 料理上手じゃなきゃ、彼氏はできないって本当ですか?
2018年6月20日
藤沢あゆみです。
突然ですが、あなたに質問。
「あなたは、明日彼氏がうちに来たら、手料理をサクッと出せますか?」
わたしは、ひとりで食べるお家ごはんを、ひとに出せそうなおいしいものを、きれいに盛り付けて食べていたら、うちにごはんを食べに来るひとと縁が出来たことがありました。
最近はインスタグラムに、ひとりごはんをアップするひとも多いですが、まだインスタも盛んじゃなくて、SNSに料理をアップするとしても、気合い入れてつくった料理や、おいしいお店に食べに行った写真などで、普通のひとり暮らしのお家ごはんをアップするような習慣はなかった頃のことです。
わたしも、料理の写真をアップすることもあるけど、ほとんどは写真に撮ることも、SNSにアップすることもありませんでした。
「わたしって、ひとりでもちゃんとしたごはんを食べているのよ!」
と殊更にアピールしたわけではありませんが、おいしいご飯をつくって食べていたら、手料理が好きなひとを引き寄せたのです。
そんな体験を、クローズドなオンラインのコミュニティでコメントしたところ、実際にやってみたひとがいました。
すると、彼女にも程なくして彼氏ができたのです。
彼女は、彼氏に出せそうなご飯をつくってみただけじゃなく、出逢いたい彼氏像を書き出し、どんなひとか具体的にイメージした上で、自分のなかのエア彼氏と会話しながら生活したら、あっさり彼氏ができたのだとか。
コメント欄に書いた何気ないことを、すぐ実行してみた、それも楽しく実行した。ひとりなのに、ふたりのごはんをつくるなんてみじめとか思っていたら楽しめません。
ひとりご飯を作ることも、エア彼氏との会話も楽しんでいたからこそ、その楽しいエネルギーが彼を引き寄せたんですね。
「あなたは、明日彼氏がうちに来たら手料理をサクッと出せますか?」
はじめに、こんな質問をしました。
料理には自信がない、と思うでしょうか。
実は、ポイントはそこではありません。
テレビ番組の恋愛特集の監修をしたとき、テレビマンの方からこんな話を聞きました。
読者モデルさんに「あなたの部屋を見せてもらえますか?」と聞いてOKを出してくれた女性の部屋に行くという企画をしたそうです。
その際、OKのひとと、ダメというひとには、はっきりした違いがあったというのです。
どんなことだと思いますか?
OKのひとにはみんな、彼氏がいました。
と言っても、彼氏がいるから部屋が片付いているとは限りません。OKしてくれたので部屋にいったら、雑然としていて冷蔵庫のなかには水だけ、という女性もいたそうです。
OKのひとは、部屋がどんなであろうと、他人を自分のうちに迎えるということに対してオープンなのです。みんなかわいい読者モデルさんです、ルックスがどうという問題ではなく、
心が開いているか否かが、彼氏の有無をわけていたのです。
料理でも同じことが言えます。
毎日、彼氏に出せるようなおいしい料理をつくり、きれいに盛り付けていたら、確かに実際彼氏ができて、料理を食べに来たとき、喜んでくれるかもしれませんし、料理上手は、まさに、ありかものひとつです。
ですが、それ以上に重要なのは、彼氏に出せるようなおいしい料理をサクッとつくり、きれいに盛り付けている日常を過ごしていることによって、いつ彼氏がうちにきてもOKという、心の扉が開いていることです。
実は、料理は苦手でも、できなくても構いません。
彼に料理を期待されても
「わたし、料理はあまり得意じゃないの。一緒においしいものを食べにお店に行かない?」
と素直に言えばいい。
そうすると、おもしろいことに
「料理なら、うちでつくってるし、僕がつくるよ」
と、料理上手な男性が現れたりするのです。
男性は、女性にかっこいいところを見せたい気持ちでいっぱいですから、料理上手な男性にとっては、料理が苦手な女性は、かっこいいところを見せられるベストパートナーです。
料理が苦手な女性、という、恋愛ではモテない要素になりそうなことが、ひとによってはありかもになります。
モテ要素だけど自分にはできない、そんなところもあっていい。
どんなことでもありかもになりうる事実を、実感していただけたでしょうか?
なお、ひとつ大切なポイントがあります。
できないことはできないままOKする。その際、素直にOKすること。
わたしは料理ができない。だから何か?料理は彼氏にやらせればいいのよ!になるとちょっとかわいくありません。
卑下しなくてもいいけど、ひらきなおるのではなく、ただ、そのままみとめる。それでこそ、僕がやるよと手を貸したくなるんじゃないでしょうか。
なかにはアンタがやれば?と言われた方が萌えるMなひともいるかもしれませんが素直にダメをみとめる!これってかなりのチャームポイントになります。
いつだってありのまま、心の扉が開いている。だからこそ、他人が入るスペースがあるのです。
あなたの心のスペースに、大切なひとが入れる隙間を空けておいてくださいね。