命・卜・相、占いの種類について
2020年4月3日
タロット占い・星占い・動物占い。今は数え切れないほど占いの種類が存在します。今の自分の悩みはどの占いがよいのか・どの占いが今迷っていることの手助けになるのか…占術の種類を知ることで解決します!
タロット占い・西洋占星術・手相・四柱推命などなど、たくさんの種類の占いがありますね。
数ある占いの種類、実は大きく分けてみるととても分かりやすいのです。
今回はたくさんある占いの種類の大元となる「命(めい)・卜(ぼく)・相(そう)」と、それぞれの特徴や使い分けについてお話をしていきます。
命・卜・相とは
命・卜・相とは、占いの種類をざっくり分類したものになります。
命・卜・相に医・山を加えて「五術」ともいわれています。
プロの占い師は命・卜・相のいずれか二つを知っているといいと言われていますね。
複数の占術を学んでいる占い師は、この命・卜・相を組み合わせたり、使い分けたりしながら鑑定を行います。
命占(めいせん)
運命や宿命を占う占術で、誕生した生年月日・時間や生まれた場所等の要素も加えることで、その人本来の性質や傾向、人生の流れを占う占術です。
名前や顔・容姿と違って、人の一生においてずっと変わることのないもの(生年月日や生まれた場所)を使って占いをするというイメージです。
統計学と言われる占術でもあり、歴史と検証を積み重ねてきた占術が多いのが特徴です。
一通り学ぶことで、ある程度は誰でも鑑定をすることが出来る程に基盤がしっかりしている占術が多いのですが、より深くより多く学ぼうという姿勢と鑑定実績による鑑定士自身の統計も必要になります。
西洋占星術・四柱推命・数秘術・算命学・九星気学・動物占いなど
卜占(ぼくせん)
人が関わり合う事柄を占う占術で、何かを決断する時・迷っている時などに使うことが多く、その人の一生の全体像をみていくというよりも「今目の前にある問題」「今悩んでいる事柄」に特化して使われることが多い占術です。
直感力を要する占術ではありますが、「そう感じた」「そう思った」という主観だけでの鑑定では的外れになることも多いです。
命占同様に深い知識と鑑定実績を伴う占術ですが、それに併せて本人の資質というものが鑑定結果や的中率に大きく左右します。
タロット・ルーン・易・ダウンジング・ジオマンシー・ダイス・オラクルなど
相占(そうせん)
顔のパーツの大きさだったり、手のひらの皺・家の形や配置といった目に見える対象の姿や形をみて、現在の人への影響や吉兆などをみる占術です。
手相・姓名判断・人相・顔相・風水・夢占い・家相など
どの占術がいいのか?
これはですね、悩みの内容によって異なります!!!!
自分の悩みには命・卜・相どの占術が適しているのかを知っておくと、鑑定に行く際により得るものが多いかと思います。
ということでそれぞれの良い部分をご案内しますね。
命占の特徴
例えば、自分自身を知りたい・自分の可能性や将来のことをぼんやりでもいいから知りたい・進む道の指南などが欲しいという場合は圧倒的に命占です。
自分自身が生まれた日という揺るがないところから、人生を大きくざっくり区分けして全体像を知ることもできますし、今年一年の運勢・今月の運勢・今日の運勢という細かな部分までみていくことができます。
ただし、そこには「感情をくみ取る」という事柄は含まれないため、自分の気持ちや感情・相手はどう思っているのかという感情の部分に関しては他の占術のほうが得意かもしれません。
卜占の特徴
今現在という時間軸の鑑定に置いては、卜占が一番的確な答えを導いてくれます。
AとB、どちらにしようか・彼とこのまま付き合っていくのかそれとも別れるのか、といった迷っているというようなどちらを選べばいいのかという悩みにズバリ答えを導くというのは卜占が最も得意とする分野です。
今悩んでいること・今迷っていること、そして彼はどう思っているのかという感情の部分、そういったものは卜占が適しているといえるでしょう。
ただし、今現在という時間枠の鑑定を得意とする占術ですので、5年後・10年後という長いスパンの鑑定はあまり得意とはしていません。
相占の特徴
人も家も月日を重ねていくと色々と変わっていくもの。
そういった変化に対して柔軟に対応し、その都度状況をみていくという面においては相占が適しています。
生きていく中で無意識に寄ってしまう眉間の皺だったり、ふと気づいたら今までなかった線が手のひらに刻まれていたり…。
そういった生きていく中での変化が何をもたらしているのか・何を意味しているのかを知るための占術と言ってもよいでしょう。
鑑定を受けた後に皺をよせないように意識する・家具の配置を変える・改名するなど、自ら変えていくことが出来るという点も日々の生活の中に取り入れやすい点ですね。
ただし、相手の気持ちや状況については、写真などの情報がない限り鑑定することは難しい占術でもあります。
ということで命・卜・相それぞれの占術についてお話しました。
お悩みに応じてどの占いをするのかを相談者さんが選ぶことで、より多くの、そしてより適した鑑定結果を得ることが出来るでしょう。