起きた時の気分でわかる夢占い。いい夢、悪い夢の見分け方
2020年2月21日
夢占いは、今も昔も大変人気のある占いです。
しかし気になる夢をみたからといって、本やインターネットなどで一生面命に調べてみても、なかなか「これ」とはっきりその意味が分からないということも多いようです。
そこで今回は、起きた時の気分や印象で、ザックリとどんな傾向の意味を持つ夢なのか見分ける方法をお教えしたいと思います。
そもそも夢とは?
夢とは、私たちが目覚めている時にはわからない(気づいていない)無意識(潜在意識)からのメッセージです。
「ノンレム睡眠」と呼ばれる状態の時に、日頃無意識の中に押し込めてしまっている感情や情動を「夢」という形で発散させたり、問題点を提示してアドバイスを送ってくれたりしています。
心理学の父であるC.G.ユングは、夢を
「パーソナリティーの片寄りを正す自己調整機能を持つもの」
「問題解決の為のヒントを与えてくれるもの」
…であると言いました。
そして
「夢を解き明かす事で未来に起こりうる問題を予測できる」
…とも言っているのです。
つまり夢で得た無意識(潜在意識)からのアドバイスを紐解いていくことで、現在の自分の状況を見つめ直したり、今後の予想を立てたりすることができるということが言えるのです。
起きた時の気分や印象でできる大まかな判断
本来であれば、夢に出てきた象徴(シンボル)をひとつひとつ丁寧に解き明かし、全体の流れからその夢の意味を読み解いていくのが、本当の夢占い(夢判断)です。
ですが細々とした解釈をするのではなく、夢をみたあと(起きた時)の感情をみてみるだけでも、その時のあなたの状態や、その後のおおまかな展開を予測するのに役立つことをご存じだったでしょうか。
次項から代表的なものをご紹介しますので、是非チェックしてみていただきたいと思います。
良い意味合いを持つ覚醒時の感情や印象
【安心】
安心したようなホッとするような感情で目覚めた時は、あなたが心身共にリラックスした状態であるということをあらわしています。
保護してくれる人や守ってくれる人の存在が身近に感じられます。
それによって安堵感がもたらされているということでしょう。
【嬉しい】
夢の中や起きた時に嬉しさを感じることができた場合は、ふたつのケースが考えられます。
まず現実世界で欲求不満を抱えている場合ですが、この場合は夢の中でそれを解消しているのだということができるでしょう。
もうひとつは、現実生活も安定しており、人間関係もスムーズであるという場合です。
いずれにしても、ウキウキとした気分で嬉しさが続くような夢は、幸運をつかむ可能性を秘めているということができるでしょう。
【気持ちいい】
幸運に導いてくれる夢です。
仕事や人間関係も、これからスムーズに展開していくでしょう。
「夢だったのか」と落胆してしまった場合は、欲求不満の夢であるということもできますが、現実生活でそれを解消できるよう努力すれば大丈夫です。
【困る】
困った気持ちで目覚めると困惑してしまう方も多いかも知れませんが、実はこれは今以上にあなたが成長していこうとしている意志のあらわれであると言えます。
近いうちにとてもラッキーな出来事が起こる可能性もあるでしょう。
強い意志の力で、重圧や障害を跳ね返すことができそうです。
【泣く】
夢の中や起きた時に泣いている夢は、普段おもてに見せていない抑圧された感情を解消するための助けとなっています。
それが自分自身の浄化となり、自己の解放や健康状態の回復、また喜びごとをもたらしてくれるでしょう。
悪い意味合いを持つ覚醒時の感情や印象
【焦る】
人間関係で腹立たしい思いをしていたり、仕事面で時間やノルマに追われていたり、精神的に追い詰められているのかも知れません。
現実の生活で、気持ちの余裕をなくしてしまっているようです。
【恐ろしい】
自分自身で認めたくないコンプレックスや不安を抱えているようです。
恐ろしいと感じるものの正体が漠然としていてつかめない時は、ほとんどがこのケースであるといえるでしょう。
特に何度も繰り返しみる場合には、あなたが認めなくてはいけないことや、乗り越えなくてはいけないことが、夢の中にメッセージとして込められているでしょう。
【気持ち悪い】
今は何にチャレンジしても、あまり上手くはいかないかも知れません。
不快なことが起こる前触れである場合もあるでしょう。
また胸がムカムカするなどの場合は、体調が急にすぐれなくなる場合もありますので、注意が必要です。
【寂しい】
実際に現実生活で孤独や寂しさを感じているようです。
目覚めた後も寂しさが続く時は、愛情や友情に飢えている証拠です。
自分から積極的に行動を起こしていく努力が必要なようです。
【喜ぶ】
現実世界で、自分の置かれているところから脱出したいと感じているのかも知れません。
また実生活の中での辛さを補うことで、心身のバランスを保とうとしている場合もあるでしょう。
人間関係などをスムーズにしたいと思うのであれば、実際にそのための努力を行っていくことが必要となってくるでしょう。
目覚めた時の感情を見逃さない
このように夢の細かな内容ではなく、その印象や感情を紐解くだけでも、これだけのことがわかります。
起きてすぐは、ボンヤリとしている方も多いのではないかと思いますが、これからは是非その時の自分の感情に着目してみてください。
上記以外にも、実はケースバイケースで意味合いが変わってくるものもあるのですが、それはまた次の機会にお話ししたいと思います。
いずれにしても、これらを含む夢占い(夢判断)は、現実の生活に役立たせることを目的としています。
上手に付き合って、毎日をより良いものとするために大いに役立てましょう。