「長ければ長生き」は嘘。生命線でわかるのは寿命ではなく〇〇!
2020年2月19日
「生命線が長いと長生き」という話は、手相を知らないひとでも一度は聞いたことがあるはずです。
しかし、実際はどうなのでしょう。
生命線が長いと本当に長生き?
逆に短いとどうなのでしょうか。
今回は手相の中でも皆さんがよく知っている「生命線」について解説していきます。
「手相」の生命線とは?
◆ 生命線はどの線?
生まれたときから自分の手のひらにある線「手相」。
占いに興味がないひとでも一度は自分の手相が気になったことがあるのではないでしょうか。
その中でも「どの線が生命線か」というのは多くのひとが知っており、生命線の認知度はとても高いものです。
しかし、生命線が表す本当の意味はどこまでご存知でしょうか。
今回は、手相の特に生命線についてお伝えしていきます。
まず生命線はどの線か確認しておきましょう。
生命線は下図のように、親指側から出て手首の方に伸びる線です。
他の三大基本線である感情線や知能線は、二本以上あるひとがいますが生命線は通常一本だけあるので、みつけやすいはずです。
◆ 生命線は何を運ぶ線?
感情線には、その名の通り「感情」を表す線です。
つまり、感情線にはそのひとの「感じ方」「感受性」というエネルギーが流れているわけです。
同じように、知能線は「知能」を表す線で、そのひとの「知力」というエネルギーが流れている流れているということになります。
では、生命線はどうでしょうか。
生命線にも、やはり「生命」が流れています。
といっても「生命」だけが流れているのではなく、また、これはとても肝心なことですが「生命」といっても「寿命」ではありません。
では、生命線に流れているエネルギーは何なのでしょうか。
下図をみてください。
生命線は、金星丘というエネルギータンクを囲むようにして伸びる線です。
金星丘は「親指」の付け根にあります。
なので、金星丘には「親からもらったもの」が貯蔵されています。
「親からもらったもの」なので、「肉体」、肉体を維持するための生命力、体力、免疫力、抵抗力等。
それらは上図のように、生命線を通し身体の各部に運ばれていくと考えてください。
「生命力」「体力」「免疫力」「抵抗力」が流れる線が太くて長いと、つまり、生命線が太く手長いと、病気になったとしても、自力で治すことができる力、「自己治癒力」は高いといえます。
諸説ありますが、手相は約5000年前からあったといわれています。
当時、まだ医療がいまほど発達してなかった時代、やはり「生命力」「体力」「免疫力」「抵抗力」が多いひと、つまり生命線が太くて長いひとの方が、たとえ病気になったとしても治癒力が高く、結果、長生きだったということはあったのでしょう。
しかし、21世紀の日本ではどうでしょうか。
確かに、私がいままで観てきた中でも、生命線が太くて長いひとは「風邪ひとつひきません」「病院に行ったことがありません」と言われるひとが多いのは事実です。
そして、生命線が細くて短く弱々しいひとは、風邪をひきやすかったり持病を持っていたりするひとが多いのも事実です。
◆ 生命線が太くて長いひとは疲れに〇〇
「では、やはり、生命線と寿命は関係があるのか・・・・?」と考えがちですが、そうではありません。
事実、生命線が細くて短くて弱々しく、太くて長いひとの半分くらいの長さのひとでも80歳代、90歳代のひとを沢山観てきました。
その方たちは、持病があるからこそ、体力に自信がないからこそ、多めに休息をとったり、早めに病院に行くことで元気に過ごしていらっしゃいます。
つまり、生命線が細くて短くて弱々しいということは、「生命力」「体力」「免疫力」「抵抗力」が多くはないからこそ、自分の不調に気づきやすく、早め早めの処置ができる、ということです。
これが5000年前の医療が発達していなかった時代であれば、不調を感じても手当のしようがなかったかもしれません。
しかし、21世紀の日本であれば、「疲れに敏感」だからこそ、自分で気づき早めの処置ができるというわけです。
そうなると、心配なのが、生命線が太くて長いひとたちです。
前述したように、確かに病気知らずのひとが多いのですが、それは裏を返せば「疲れに鈍感」ということになるのです。
「どうしてもっと早く、来なかったのですか?」
「こんなになるまで放っておいて!」
と医師から叱られるのは、圧倒的に生命線が太くて長いひとのようです。
◆ まとめ
生命線でわかるのは「寿命」ではなく、「疲れに鈍感か敏感か」ということです。
太くて長いひとは、「病気をしない」のではなく、「体力があるがゆえにそれに気づかないだけ」、と考えることができますし、逆に、細くて短くて弱々しいひとは、体力「病気を敏感に察知できる」ので早めに病院に行くからこそ、健康に過ごしている、というわけです。
生命線が長かろうが、短くて弱々しかろうが、いま私たちは、医者も病院もない5000年前ではなく、21世紀の日本という医療事情がとてもよい時代に居るわけです。
身体の不調を感じたらすぐに病院に、不調を感じないひとはなおさら定期的なチェックを怠らないようにしてくださいね。