【2022年の恵方は北北西】運を引き寄せる!正しい恵方巻の食べ方
2022年1月29日
ここ数年、節分の季節になると、スーパーやコンビニをはじめ、百貨店でもよく目にする恵方巻。
今では海苔巻きの恵方巻のほか、クレープのようにホイップクリームとフルーツで巻かれたものがあったりと、バラエティに富んでいます。
でもこの恵方巻、由来やルーツは知っていますか?
今回は恵方巻についてお話していきます。
節分や恵方巻の起源は?
節分の起源
節分とは年中行事の一つです。
年4回の季節の変わり目の中でも、立春が最も重んじられています。
これは旧暦の新年で、古来は2月4日前後をお正月としてお祝いとしていたようです。
節分と言えば、鬼に「鬼は外!福は内!」と豆まきが有名ですね。
節分の日に鬼が鬼門と言われる悪い方角からやってくると、昔の人は信じていたのです。
豆は<魔を滅する>という意味もあり、古来は魔よけとして使われていました。
恵方巻の起源
一方、恵方とは、もともと大阪発祥の風習だといわれており、主に船場や花街で行われていたといわれています。
それが少しずつ人々に浸透していき、平成の時代には全国的に広まりました。
恵方巻の「恵方」は、陰陽道でその年の干支によって決められた最も良いと言われる方角で、その方角に歳徳神(さいとくじん)と言われる神様がいると言われています。
恵方の方角に向いて恵方巻を食べると、その年の幸運、相伴繁盛や無病息災などを願う風習なのです。
歳徳神はその年の福徳を司る神様。
今年の恵方はどの方角?恵方の割り出し方
その年の恵方は十二支と十干の組み合わせで決まっています。
十二支とは干支のことですが、実は十二支と十干を組み合わせたもの。
陰陽師や占い師の方はすいすいと恵方の方角を割り出すことができますが、ここで皆さんに簡単に恵方を割り出す方法を伝授します。
西暦の下一桁が
4,9なら東北東
5,0なら西南西
1,6なら南南東
2,7なら北北西
3,8なら南南東
このように簡単に割り出すことができます。
そのほか、恵方寿司や丸かぶり寿司、吉方寿司などと言われる食べ物があります。
今では、恵方巻と言えば節分の日に食べるものであると広く知れ渡り、お店でも売られるようになりました。
そして2022年の恵方は北北西!
その方角に向かって丸ごと一本食べると、縁起が良いとされています。
今から方角をチェックして、恵方巻を食べる準備をしましょう!
恵方巻の具材にも意味があった!
恵方巻の太巻きには7種類の具材が使われています。
その数は七福神にちなんだもの。
七福神とは、大黒天、毘沙門天、恵比寿天、寿老人、福寿禄、弁財天、布袋尊の7つの神様の総称です。
七福神を参拝すると、7つの災難から免れ、7つの幸せを授かるといわれています。
商売繁盛や無病息災を願って、福を巻き込むという意味があるようです。
7種類の具材には、かんぴょう、しいたけ、うなぎ、海老、だし巻き卵、でんぷ、キュウリが一般的といわれているようです。
・かんぴょうは長い姿から、縁を長く長寿を表しています。
・しいたけは健康で元気であることを示しています。
・うなぎはうなぎのぼりという言葉通り、出世や上昇のゲン担ぎと言われています。
・海老は古くから長寿の象徴と言われ、脱皮することから新しく生まれ変わる、夫婦円満の象徴とも言われ、縁起が良いとされています。
・だし巻き卵は、黄色色味が金運を連想させることから、金運のゲン担ぎです。
・でんぷは桜色は春をイメージしたり、願いが叶う幸運な色です。
・キュウリは河童の好物としても知られ、水と子供を守護すると言われおり、安産、子供を授かる、子育て、水に関する仕事の方に良いとされています。
でもこの具材を必ず使わなければならないというわけでは無いようです。
たとえば北海道では、いくらやかになどを使う恵方巻もあれば、スイーツの恵方巻などバラエティに富んだものが売られているとか。
ぜひ好きな具材を選んで、恵方巻を食べてくださいね。
恵方巻を食べるにはルールがある!
では実際に恵方巻を食べましょう。
1人につき、恵方巻を一本準備してください。
1.必ず恵方を向いて食べましょう。
2022年の恵方は北北西!
2.カットせずにそのまま食べます。
丸かぶりで食べる理由は、縁を切らない。
口から離さないことによって縁を離さないと言われています。
3.願い事を思いながら、黙って最後まで食べる。
話してしまうと運が逃げてしまうので、食べ終わるまでは口をきいてはいけません。
さらに目を閉じながら食べる、笑いながら食べるという説もあるようです。
まとめ
今年こそ良い年にしたい!
災いを払いのけたい!
新しい年だからこそ、今年の幸運を願ってゲン担ぎするのもよさそうですね。
また恵方巻のルーツや意味がわかれば、より福を呼び込むこともできるかも!
家族で、恋人で、会社や仲間でわいわいしながら恵方巻を用意し、黙々と食べれば、より絆が深まりそうですね。
ぜひ恵方巻を食べて、幸せを呼び寄せましょう。