色々なお守りの種類と正しい活用法
2020年1月7日
お守り…というと、皆さんどのようなものを想像されるでしょう。
やはり神社やお寺で手に入れることができるお守りでしょうか。
実は世界中には様々な形や独特なパワーをもった「お守り」が数多く存在します。
今回はそれらを活用法などとともにご紹介したいと思います。
お守りとは何か
世界中には、持っていたり飾っていたりするだけで災厄を祓い幸運を呼ぶとされているものが沢山あります。
それらを総称して、この日本では「お守り」といったり、西洋などでは「タリスマン」や「アミュレット」とよんだりしていますが、つまりは「開運招福」のための特別なアイテム…というように解釈するとわかりやすいでしょう。
古今東西あわせると、その種類は膨大なものになるのですが、今回は皆さんにも身近なものを活用法とともにご案内してみたいと思います。
世界のお守り(タリスマン)
日本には、皆さんもよくご存じな以下のような伝統的なお守りがあります。
◎神道などに関連するもの
御守り、護符、御神酒、破魔矢、破魔弓など
どのお守りにも、神様のパワーが宿っており、交通安全や商売繁盛、病魔退散などの効果があると古くから信じられています。
◎仏教に関連するもの
仏像、仏画、経文、御守り、念珠など
先祖崇拝の思想などとも結びつき、お陰のある有難いものだとされています。
◎動植物のお守り
招き猫、犬張子、鯉のぼり、鶴、亀など
神秘的な力を持つ動植物が御守りとなったもので、厄除け、商売繁盛の効果があるとされています。
次に他の国のお守りを少しご紹介します。
◆アメリカ大陸のタリスマン
トーテムポール、鳥の羽、動物の彫刻、聖母像、聖母図など
キリスト教関係のものも多いですが、先住者であるインディオやエスキモーなどの影響を受けているものも沢山あります。
◆ヨーロッパのお守り
十字架、聖画、聖像、聖杯、聖書、カメオ、トロール人形、宝石など
キリスト教関連のものが圧倒的ですが、他にも民族により様々なものがあります。
◆オーストラリア・太平洋諸島
岩面彩画、樹皮画、木・石の彫刻、巨石(モアイ像など)
オーストラリア原住民アボリジニが守ってきたもの、また巨石には神が宿ると信じられてきました。
効果別お守りの種類
お守りのパワーや効果とされるものには様々な種類があります。
目的に合わせたものを選んでこそ意味があるともいえるでしょう。
ここではそのパワーの種類別に、珍しいものも含めていくつかお守りをご紹介したいと思います。
■健康・長寿を呼ぶお守り
[長寿を表す動物の絵や置物]
鶴、亀など不老長寿のシンボルとなっているもの。
白蛇や龍などもその長い形から長命を表すとされています。
[長寿を司る神様のお守り]
伊弉諾・伊弉冉、磐長姫、猿田彦命などをお祀りした神社のお守り。
延命地蔵などのお寺や御札なども効果があるとされています。
[宝石類]
ダイヤモンド、サファイヤ、ターコイズ、ラピスラズリなど
■金運を呼ぶお守り
[絵や置物]
恵比寿・大黒の絵や置物。招き猫や福助なども縁起物として良く飾られます。
財運アップには、七福神も良いでしょう。
[その他]
蛇の皮の財布や袋物、木製の打ち出の小槌
■人間関係を良くするお守り
[複数の動物の絵]
猿、馬、鯉が群がっている絵。
特に3匹以上描かれた鯉の絵は効果が高いとされています。
■良縁を呼ぶお守り
[出雲大社のお守り]
縁結びのお守りが有名です。
[鯉の絵]
緋鯉、真鯉、黄金鯉が各1匹、錦鯉が2匹描かれたものが良いとされています。
■魔除け・厄除けのお守り
[水晶]
身に着けたり土地に埋め、浄化作用を利用します。
[赤いもの]
衣類や小物を身に着けることで危険を避けることができるとされています。
[反射するもの]
鏡や金・銀、貴金属など、光って反射をするものは厄除けの効果があります。
お守り活用法
このようにお守りには多種多様のものがあると言えますが、それぞれのパワーを最も引き出し活用するためには、それなりのコツと方法があります。
ここでは、出来る限りそのお守りの最大のパワーを利用できる使い方をご紹介したいと思います。
【身につける】
宝石や貴金属、水晶などの石は、直接身体につけるかポケットに入れて持ち歩きましょう。
また家の中で外していたとしても、来客があった時などは改めて身に着けた方が良いといえるでしょう。
紙製の御札などは、汗で劣化しやすいため袋などにいれても構いませんが、ラミネートなど完全に密封するのはやめましょう。
【身の回りに置く】
絵画などの場合は、できるだけ家族みんながみる場所に飾りましょう。
縁起の良い置物や水晶などの石は、床の上に直接置いてはいけません。
飾り棚やボードの上などに飾るようにした方が良いでしょう。
【屋外に置く】
大きな彫刻などの屋外に置くものの場合は、鬼門と裏鬼門を避けてください。
屋根に飾るもの(鬼瓦やシーサーなど)は、室内や地面に直接おいてはいけません。
【車などに積む場合】
基本的には、まず身に着けて(宝石やカード状のものなど)乗ることをおすすめします。
身に着けられないものは、ダッシュボードなどに積んでおいても構いません。
お守りを正しく大切にあつかって運を呼びこもう
今回は、あまり知られていない様々なお守りもご紹介させていただきましたが、重要なのは正しい活用法で大切にお守りを扱うということです。
強力なパワーを持つお守りでも、手に入れてから放ったらかしでは何の意味もありません。
感謝の気持ちを持ちながら、上手に活用して開運を目指しましょう。