月の満ち欠けで運勢が変わる? 月が影響する月星座とは?
2019年12月17日
最近、占い雑誌なんかでも『月星座占い』がブームになっています。
月星座とは具体的にどういうもので、どのような意味を持つのでしょうか?
ここでは、月星座に関して詳しくご説明しようと思います。
月星座とは
西洋占星術では、ある人が産まれた瞬間に、どの惑星がどの位置に配置されていたかを把握することができます。占いで使う惑星は、太陽、月、水星、火星、金星、木星、土星、海王星、冥王星です。
よく朝のテレビや雑誌の占いコーナーなどで12星座の運勢を掲載していますが、あれは太陽の星座です。ホロスコープを12区分(おひつじ、おうし、ふたご、かに、しし、おとめ、てんびん、さそり、いて、やぎ、みずがめ、うお)にした時、太陽がどの角度にあるかによりこの太陽星座が決定します。
太陽星座がしし座の方は、生まれた時太陽が〝しし座〟の区分にはいっていたということです。
もちろん、他の惑星もホロスコープ上ではいづれかの星座に位置しているのです。
ですから、太陽がしし座にあっても、水星がてんびん座にはいっていたり、木星はおひつじ座にあったりします。
その人の特性を一番輝かせる性質が太陽という意味で(これは諸説ありますが)、まず太陽星座の性質というのが一番に持ってこられやすいのです。
月星座というのは、「月が産まれた瞬間どこの星座にあったか」という月の星座です。
太陽と同じで、「おひつじ~うお」までの12星座あります。
月星座が示すもの
西洋占星術で月は、本人の〝本能〟〝裏の性質〟〝幼少期の影響〟などを示すといわれています。
月星座を知ることによって、『自分が本能的に持っている欲求』などが解れば、「本当に落ち着くこと」「本当に好きなこと」がわかったりします。
例にあげると、太陽星座がしし座で、「アクティブ、派手好き、自己主張が得意」と星座占いに書かれていても、月星座がかに座にあったりすると、「自分の部屋が落ち着く」「どちらかというと人と同調するのが好き」という性質だったりすることがあります。
月星座がブームになっている背景には、昨今の癒し・スピリチュアルが流行っている影響もあると思います。
月は、〝潜在意識〟そのものをあらわすのです。
〝潜在意識〟に気づくと、ほっとしたり、新しい自分に出会えた感覚になったりします。
月星座の調べ方
月星座の調べ方は、今となっては簡単です。
ネットで〝月星座〟と検索すると、調べることのできるサイトがいくつかあがってきます。
無料で、生年月日を入力すると調べられます。
(有料もありますので注意してくださいね)
もちろん、西洋占星術の占い師さんに聞くのも手です。
出生時間がわからない人は、いろいろ判断して詳しいところまでみてくださいます。
では、月星座がどの星座にあるとどういう欲求や本能を持つのか、少し紹介していきます。
月星座がおひつじ座(牡羊座)
リーダーシップにたけた人で、責任感も強いです。
月とおひつじ座の相性は、少々アンバランスな影響があります。
好奇心旺盛で、行動力があり、欠点は少々うかつな部分があるということです。
やってしまってから、ミスに気づいたりなどが多かったりします。
無邪気な部分があるので、それもまた愛嬌につながります。
目的にむかって自分の力で頑張っている時が一番満たされます。
月星座がおうし座(牡牛座)
マイペースで、美的感覚に優れ、また自信もあります。
自分の領域を大切にしていて、ファッションはもちろん、例えば自分の部屋のインテリアに凝っていたりしていないでしょうか。
いかに居心地よく生活していけるかが重要なので、自分の周りの人との付き合い方も深く付き合うひと、浅いままでいるひとと自然にわかれていったりします。
表にだしませんが、好き嫌いははっきりしているからです。
あと、食べることも好きです。
月星座がふたご座(双子座)
はつらつとした人気者が多いでしょう。
飽きっぽい面がありますが、人の気持ちを慮った話し方も上手ですし、なにより流行のものや新しいものにめざといところも、最近のSNS社会ではかなり有利に働くでしょう。
文章も得意だし、編集も上手なので、この人のブログが読みやすかったり、人気だったりするでしょう。
神経が疲れやすい面もありますが、たくさんの情報を人と共有して語り合ったりする時に、楽しみを見出せそうです。
月星座がかに座(蟹座)
やさしい人。やや内向的ですが、繊細でたくさんの事をきにかけ、周りに尽くすので感謝されます。
穏やかな家庭が居心地よく、信頼できる家族や友人に囲まれて、あたたかい雰囲気で和んでいる時が幸せです。
気のおけない仲間と、楽しく会話をしているときなど、満たされるのかもしれません。
相手の欲求を瞬時に理解する才能があって、またそれに答えようとします。
だけど当然人間にはキャパシティーがあり、対応できない相手も本能で判断してしまう事も。
「排他的な面がある」といわれる場合、この部分の影響でしょう。
本心はみんなを理解したいと思っているのです。
学習に関しては、暗記が上手だったり、あとは体験から身につけるのが向いています。
月星座がしし座(獅子座)
「なんとなく目立つ」と言われる人が多いかも。自分の気持ちにストレートな方が多いのです。
打ち解けることも上手で、陽気です。
でも他人からは合う合わないがはっきりするかもしれません。
あたたかい人なのでファンがいそうです。
自分から好きになったことには、どんどん挑戦するべきです。
聡明で、何事も飲み込みは早いほうです。
情熱が加われば、さらに上達速度があがるでしょう。
何より、好きな事に打ち込んでいるあなたは輝いていて、周りの人にもよい影響を与えます。
月星座がおとめ座(乙女座)
やや神経質だけど、とても気配りが行き届くやさしい方。
頭脳明晰な傾向があります。
分析力、洞察力が相当な方なので、あまり人の事を考えすぎないほうがいいかもしれません。
やさしくて穏やかな表情と裏腹に、人の嫌な面もみえてしまって、好き嫌いははっきりしています。
感情での交流が下手です。
よくも悪くも「頭でっかち」なのです。
しかし嘘をいわない、人を大切に考えるところから、いざという時頼られる方が多いでしょう。
月星座がてんびん座(天秤座)
クールな印象を与えますが、正義感に溢れ人にやさしいです。
いろんな人を大切にしたいと思っています。
頭も切れる人。
社交性を大切にするぶん、たくさんの人に好かれます。
ですので、自分でも優雅で失礼のないように努力します。
ですので、金銭感覚はもともとはしっかりしているはずですが、財布の紐がゆるくなってしまう傾向があります。
月がてんびん座は美男美女が多いと言われます。
自分にやや甘いところが欠点かも。
月星座がさそり座(蠍座)
気難しい性質と、情に厚く懐が深い面が同居。
恋人に甘えることが上手で、恋愛面は強いようです。
信頼する人をひとり見つけるとずっと一緒にいたいと思うからで、これは対人全般もそうです。
一本気な性格もあってか身体がタフですが、そのぶん病気にかかったときは他の人より養生の必要性があります。
頭はよく、勉強も得意。
研究家、専門家肌です。
おおきな事を成し遂げられるところが、さそり座の魅力。
月星座がいて座(射手座)
非常に機転の利く人で、スケールの大きなものに縁があります。
真面目ではっきりしているので、責任者に選ばれたりもあるでしょう。
読書家も多く、社交性もあるようです。
ですので一見すごく充実してみられ、羨む人は多そうですが、本人は気の変わりやすさに悩む部分もあります。
だけど、急に人間関係をばっさり切ることはない人なので、疲れているときは周囲にそう言ったほうがいいのかもしれません。
天才肌で、物事の飲み込みが非常にはやいようです。
月星座がやぎ座(山羊座)
じっくり努力型で、人から信頼を得られやすい。
もちろん仕事のできる人。
「この人なら信用できそう」と、相談を持ちかけられる方も多いかも。
自分の感情をだすことが苦手です。
大器晩成で、勉学に強い方が多いといわれます。
ストレス解消法をちゃんと見つけることが開運のコツ。
月星座がみずがめ座(水瓶座)
非常に好奇心旺盛で未知のもの、不思議なものを知りたいと思っています。
自然現象等好きで基本的におおらかですが、考えが理論的過ぎる面があり、特に人の感情に鈍感のよう。
人によっては「冷たい」といわれることもあるかもしれません。
嘘をついたり、無理やり合わせたりも生理的に苦手ですので、個性を認めてくれる相手とつきあったほうが楽でしょう。
月星座がうお座(魚座)
敏感で、優しく、落ち着いた印象を人に与えます。
自分の弱さを理解している人。
ついネガティブに考えがちな面がありますが、人には好かれるタイプが多いですし、情感を読むのに天性の才能がありますので自信を持ってください。
他人をみてすぐ真似してうごくので、業務に強い。
芯がもろい部分があり、依存症に注意の暗示があります。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
『月星座』とは、西洋占星術でみたときに月がどの星座に位置していたかを出生時間から割り出した星座です。
月星座を知って、あなたの本当の欲求、癒される場所、裏の性格…などなど、たくさん発見してみるのもよいでしょう。
〝月〟に興味を持たれたかたは、「宿曜占星術」という月を中心に占う占術がありますので、試されるのもよいかもしれません。