【タロットカード】と【オラクルカード】の使い分け。こんな時にはこのカード!
2019年12月10日
占い館などに行くと、占術に『タロットカード』『オラクルカード』と記載のある説明があって、特にオラクルカードは最近になって普及したものなので、「どうちがうの?」と思われていらっしゃる方がいるかもしれません。
『タロットカード』と『オラクルカード』、どちらをどういった場合に使用するのかを説明させて頂きます。
【タロットカード】と【オラクルカード】のちがいについて
タロットカードについては、最近はすでに王道といっていいほど台頭しているものですが、22枚もしくは78枚のカードを使って(種類はいくつかありますが、多くの先生はライダー版というものを使っているようです)、カードにある一つ一つの意味から、占いの結果を判断するものです。
オラクルカードは「神託カード」の意味で、メッセージが書かれたカードです。
44枚のものが多い印象です。
「どうしたらいいですか」等の質問に対しての、あなたに対するメッセージがオラクルカードを引くことで得られます。
上述したように、まず、カードを使う際の目的からして異なってきます。
『タロットカード』は、「占いの結果」をみるもの、占いをするためのツールです。
『オラクルカード』は、占い結果に関係なく、「どのようにすればよいか」の質問に答えてくれるメッセージカードで、アドバイスの役割を果たします。
オラクルカードには、吉凶はありません。
オラクルカードが近年人気の理由
一番大きな理由としてはまず、〝凶〟がないことかな、と筆者は思います。
占いに来る方は迷い、疲れている方が多いので、そこにきてまた占いの結果が悪かったとしたら…
デリケートな方は傷ついてしまって、もっとがくっときてしまいます。
だから、一生懸命いい方向に持っていこうとしたり、考えうる限りの対策を用意する占い師も沢山います。
ただ、「悪い」とでてしまったら、その事実は変えられないですよね。
その点、オラクルカードにははっきり「悪い」というストレートな結果はなく、それよりも行動の指針を示してくれるのですが、これがオラクルカード人気のもう一つの理由です。
占いに来られる方の心理として、どこかに「どうしたらいいのだろう」という気持ちがあります。
その疑問に対して、オラクルカードは的確なメッセージを教えてくれるのです。
多種多様なオラクルカード
有名どころはドリーン・バーチューという方がプロデュースしている〝エンジェルアンサーオラクルカード〟〝マジカルフェアリーオラクルカード〟〝マーメイド&ドルフィンオラクルカード〟あたりでしょうか、オラクルカードで受けたことのある方はきっと目にしたことがあるのでは?と思います。
とにかく絵が非常に美麗なものが多いのがオラクルカードの特徴といえます。
フェアリーや天使、ドルフィンやユニコーンなど、つい手に取りたくなるような癒し系の絵柄で、それだけで癒されそうですし、神秘的なカードから得られるメッセージは「ぜひ実行してみたいな」、とすんなり受け入れられそうです。
詳細は後述しますが、手に取りたいほど美しい絵柄で、だいたいは日本語解説書のついているものが最近多いようなので、気軽に購入して、意味さえ覚えれば自分でできます。
では、プロの占い師さんはオラクルカードをどのように使うのでしょうか?
オラクルカードを使う占い師
実は、オラクルカード占術でメインとして使う占い師さんも最近いらっしゃるのですが、個人差はあれど相当な技量を要するのでは、と筆者は思います。
(現在オラクルカードは使用していません。)
多種多様なオラクルカードには、簡単なメッセージのものと、ぱっと見では理解できないような、深遠といいますか、そのようなメッセージで構成されているものもあります。
これらを相談者の現状、質問に合わせてよむのは非常に難しく、スキルの必要性を感じます。
実践の時、どう使うのか
では実際、オラクルカードとタロットカードの併用の場合は、どのように使うのか、例をあげてみようと思います。
「仕事のことですが、現在の業務が合わない気がして疲れてしまいます。思い切って、移動をねがいでたほうがよろしいでしょうか?」
まずは、その後いろいろな事情を聴いたあと、今後の会社の様子と、相談者の方との未来をタロットカードで占ってみます。お話どおり、〝異動〟の暗示はでている・・・
「でも正直いって、その時期まで待てるかわかりません。今すぐ願いでたい!」「大丈夫でしょうか?」となると、その質問に対してオラクルカードをひいてもらうという塩梅です。
ここで〝yes〟のカードがでたら辞令がでるより先に行動を起こしてもよいといいことでしょうし、〝weit〟のような意味のカードがでたなら辞令がくだるまで待ちましょうとか、いまはよくないというような意味合いでしょう。
その他オラクルカードの使い方
他に、きょう一日の運勢(メッセージ)としてオラクルカードを使う方などもいらっしゃいます。
どんな気持ちで過ごせばよいか、どのようなところに気をつければいいか、など。
オラクルカードによっては、非常に深いメッセージを持っているものもありますので、これらは幾通りにも解釈することができ、その深遠で哲学的なメッセージにはっと気づかされたり、じんわり癒されるような感覚に包まれたりと、癒し効果もバツグンです。
おわりに
簡単ではありますが、実践鑑定の例を踏まえて『タロットカード』『オラクルカード』の使い分け、それからまずこの2つのカードは目的が少しことなる、という説明をさせて頂きました。
オラクルカードをメインでされている占い師さんは、情感豊かな、優しい感じの方が多いイメージがあります。
魂に訴えかけるような内容のメッセージもあるので、スピリチュアルが好きな方などにも向いています。
興味を持たれた方はぜひ、カードがあなたに伝えるメッセージで悩みを吹き飛ばしにいってみましょう。