あの有名人も占いをしていた?歴史から見る占いと有名人とは?
2019年8月4日
占いは古の時代から存在する…
そう認識されている方も多いのではないでしょうか?
でも昔から伝わる占いは、どのように使われていたのが?
だれが占っていたのか? 考えた事はありますか?
今回は、あの歴史的有名人も占いで政治、軍事、生活を担っていた内容をご紹介していきます。
占いはいつから始まったの?
占いとは、人の心や運勢、未来などを様々な技法で判断をする方法の事を指します。
占いの歴史は古く、占星術と言われる星占いは、天文学のように、星の動きや輝き、形などから判断をして占っていました。
バビロニア時代に生まれ、ギリシャ、ローマ時代には、すでに基本的な体系が整っていたといわれています。
占星術の基本的な体系がこの頃出来たのではないか?と言われています。
エジプトでは、紀元前2700年ころ、クフ王のピラミッドにおいてすでに、星と天との位置を重視し、魂の在り方や運勢を観ていました。
エジプトでは夜中の12時間を冥界と呼び、死後の世界から再び甦る書、<永遠の生命>として語られ、信仰されていたようです。
中国では、主に易学や風水が使われていました。
黄河文明が起源だと言われています。
農耕文明だった中国では、土地の地勢を読み解く事で、より豊作や国が豊かになる時期などを読み解いていたと言われています。
そこから、中国の陰陽思想が結びついたようです。
日本では占いが用いられた最も古い記録は、魏志倭人伝に記載されています。
邪馬台国の卑弥呼が2~3世紀に鬼道といわれる占いを国の統治に使っていたと言われています。
卑弥呼は今でいう、霊感占い、祈祷などを言われる、神のお告げを伝えるような儀式をしていました。
その後、亀の甲羅や鹿の角などを焼いて、その形や焦げ方から判断する占い、亀卜(きぼく)と言う占いが行われます。
最近、日本は天皇が変わり、令和の時代となりました。
その際の儀式のひとつとして、2019年の11月に行われる儀式、<大嘗祭の儀>で、供えるお米を育てる場所を決定するにも、実際に亀卜の占いを用いていました。
古来からある占いは、現代でも大切に残っていたのですね。
天武天皇の時代になると、易経、医、歴などを元にして五行による占いを取り入れていました。
天皇をはじめ、国を治めようとしていた役人は、神々を味方して国を築いていこうとしていたのです。
このように、古来から受け継がれている占いは、国の重要な判断に使われていたことがお判りいただいたと思います。
世界的有名な人も占いをしていた?
ギリシャの英雄、アレクサンドロス大王は、夢占いを信じていたようです。
アレクサンドロスの父、フィリッポス2世が見た夢をお抱えの占い師に伝えたところ「獅子のように勇ましい子が生まれる」とのお告げをし、誕生したのがアレクサンドロス大王だったと言われています。
1500年代には、日本の武田信玄は手相を重要視していたようです。
敵の手形を取らせて、手相を観て戦略を考えたり、部下の手相を読んで運勢の強い人から味方につけたり、チームを作っていたと言われています。
1600年ころ、徳川家康は江戸幕府を開府させる際に、当時のブレーンであった天海上人に頼み、江戸の町を守るために、占いや風水を用いた都市計画がされていたと言われています。
富士山からの龍脈と言われるエネルギーをキャッチする場所を判断し、お城を建てて、お城の周りには、渦巻き状にした水路が造られました。
また、江戸城の鬼門にあたる東北には水戸藩と神田明神、上野の寛永寺を置いて鬼門封じを。
鬼門の通り道と言われる裏鬼門、南西には芝の増上寺と日枝神社を建てたのは有名なお話です。
今でも都市が東京にあるということは、家康さんのおかげでもあるのかもしれませんね。
1800年代には、フランスのナポレオンがファラオの占いをしていたと言う記録があります。
フランス革命後の混乱を収めて、軍人からフランス帝国の皇帝にまで上りつめたナポレオンは、その活躍の裏には、ある占いの所があったと言われているのです。
その書は、パピルスの書で、ナポレオンのエジプト遠征の時に同行した学術調査団が発見したと言われています。
のちに<運命の書>とも言われ、人生を左右する大きな決断を下すときに、彼は必ずこの書を用いたと言われています。
その他にも、ナポレオンはクレープが大の好物であり、クレープ占いをしていたようです。
クレープ占いとは、コインを片手に握り、もう片方の手で、フライパンのクレープを投げて、上手くキャッチする事ができれば、1年間幸運が訪れる・・・という占いのようです。
まとめ
世界的な有名人が古くから占いを用いて、政治や軍事、生活をしていたことが分かりました。
占いは世界中で、そして有名人にもとても愛され、今も受け継がれているのですね。
これから、恋愛や結婚、仕事や金運など、なにか決めたいときに、占いを用いて判断してみてはいかがでしょうか?
意外な発見があるかもしれませんよ。